一年前の今日、母85歳の誕生日にグループホームに入居させました。

認知症とわかって4年。

最期まで在宅は考えてなかった。

いずれは…いつかは…と、いつも頭にあった。

だから、新しくグループホームが開設するのをきっかけに、そして、息子くんの大学受験の本番を前のこの時期に決断した。

徘徊する母でもない。

オムツをしているわけでもない。

要介護1の母を週6回デイサービスに頼んでいた。

もちろん、介護保険外は自腹。

週6回デイサービスに行くって事は、週6回、7時過ぎには実家に行き、母のご機嫌を取り、着替えを見守り、朝食を促し、母を機嫌良く送り出すのは私の役目。

とにかく、何がなんでも送り出さない事には父の安全は保障出来ない、私の自由な時間が確保されない…そんな毎日だった。

あの頃の父は、母に関わることが母を逆に怒らせる危険性があり、気が気じゃなかった。

今、こうして思い出しながら綴っていても、心が乱れて、苦しくなる。

母が怖かった。

母が嫌だった。

だから、この2月1日をカウントダウンしていた私。

早く母から解放されたかった…

早く父を楽にしてあげたかった…


どうする事が正解かはわからないけど、今は父も姉も納得しているし、これで良かったと思っている。


そんな今日、母の誕生日、入居一年なのでみんなでお昼御飯を食べる予定だった。

すると、姉に予定が入り、姪っ子ちゃん1にも予定が入り…キャンセルになった。

それなら…と、いつも通り父が面会に行くつもりでいたら、ホームから電話があり、今日、母は微熱があり、母と一緒に行動していた職員さんがインフルエンザになったので、今日は面会を控えて欲しいと、言って来た。

あらま。

もし、インフルエンザならしばらく面会行けない父。

今年も忘れられない日になってしまいました。