ちょうど一年前のこの時期に、母の入居予定のグループホームの内覧会に行ったのを思い出した。
早いもので、1年か…。
母の入居を決めてからは、入居日からのカウントダウンの毎日。
母の混乱や暴言に翻弄されても、ただただ我慢。
後何日の辛抱…と、自分を奮い立たせて過ごした。
同時にこの時期は、息子くんの大学受験と重なり、私はいっぱいいっぱいだった。
母も大事。
でも、私には息子くんのことがそれ以上に大事に思え、親として息子くんの一大事に関わりたかった。
母を施設に入居させる時期を2月にした理由です。
遅かれ早かれ、入居という選択肢を選ぶことにしていた私たち。
母が認知証とわかって、在宅介護して丸4年。
たった4年⁈と思われるかも知れないけど、私たち家族はみんなで話して決断した事。
みんなが共倒れする前に、誰かが壊れる前に、父の将来をとりました。
私の親は母だけじゃないわけだし、今まで随分と父に母のことで我慢してもらったり、頑張ってもらった分、父に孝行する事を選んだ。
今は、正確だったと自信を持って⁈言えます。
当の父も今は、気持ちも穏やかに過ごしている事が、私には何よりの自信に繋がっている…と、思いたいんですけど…。