不幸にも母は認知症になってしまいました。

父にとって今更ながら母の存在がここまで大きいと気づかされた出来事がありました。

それは…昨日。

昨日の朝は前日と比べ物にならないくらい、さわやかでした。

父は午前中に母のところに行くと言ってましたが、朝はさわやかでも、午前中には気温が上昇することも考えられるので、返事を躊躇していたくらいです。

それなら、夕方の日が傾いてから夕食前の面会の方がいいのかも…と、あれこれ決めかねていたのは私の方。

結局、父は朝食後に出かけ、10時には戻って来ました。

いつものように、実家の分の買い物をして、お昼ご飯の支度に実家に行くと、リビングでぼーっとしている父。

猛暑ではないが、炎天下歩いて帰ってきた父は疲れているように見えました。

リアルに疲れて放心状態だったと思う。

「今日は涼しいから、夕方もう一度おばあちゃんのところにいくかな?!」

この一言に耳を疑ってしまいました。

はぁぁぁ~???

また行くの?

父曰く…退屈なんだそうです。

ま、朝のミッションを済ませてしまったことで、その日のお楽しみが終わってしまった父の気持ちもわからなくはないが…

だからって、また夕方5000歩も母のところまで往復するのはちょっとね…

母が在宅していた頃、父と二人きりで実家に置いておくと母が父を攻撃するので、それを阻止するために、毎日のようにあれこれ外にイベントを見つけ、母を連れて出かけていたのを思い出しました。

『退屈』か…

父の場合、退屈ではなく、母のそばにいたいんだと思います。


もうこうなったら、父にお弁当持参で母のところに送り込むしかないかな(笑)
朝行って、お昼食べて、夕方帰って来るってのはどうかな?(笑)


そんな父を昨日は夕方から近所のお不動様の縁日に連れ出しましたが…毎日毎日、父のお守りは出来そうにないです。