最近の悩みは、母のお腹の調子が悪く、嘘か本当か「もう、ずっと便が出てない」と言い、左腹部を摩っています。

これは、在宅の時からよくあることで、騙し薬として、ビオフェルミンを飲ませていました。

ところが、施設に入ってからは、そんな対処をしてもらえるはずもなく、痛いなら痛い、出ないなら出ない…母の訴えが全てになりました。

金曜日の往診の時に、また腹痛を訴えた事で、ラクトフェリンが処方されました。

今日のお昼に施設から「昨日のお昼ご飯、夕食、そして今日の朝食をほとんど召し上がりません。」と言われ、さて困ったものだ…認知症からくる便秘のこだわりか、それとも、本当に便秘なのか…はたまた、父が毎日、あれこれ食べ物を差し入れし過ぎるから、空腹感がなく、みんなと食べることを拒絶しているのか…と、考えていました。

可哀想に…と、思う反面、手が届かないところに母を預けてしまったような気がしました。

いつも通り、父は面会に行きましたが、やはり、元気のない母に寄り添うのは必要以上に疲れるのでしょう。

「今日はなんだか疲れたな…」と、ポツリと父が言ってました。

「毎日、行かなくてもいいから、無理することはないよ。」って話してたのです。

すると、先ほど、施設から電話がかかって来て、父が帰った後、「どうやら母は便意をもよおし、便がでたようです。そしたら、まるで別人の様に明るくなり、リビングでみんなとお話ししたり、大きな声で笑ったり、冗談言ってましたよ。あんな⚪️⚪️さんをみたの初めてね!って話してたんですよ。もう、嬉しくなって電話しちゃいました。」って教えてくれました。

やっぱり、便秘だったんだ…

便秘が原因で周辺症状が出ていたんです。

ラクトフェリンが効いたのでしょう。

明日から出かける私にとっても嬉しいニュースでした。

父に早速、電話して報告すると「そっか、そりゃ良かったな。じゃ、明日朝、行ってみるかな⁉︎」と言ってました。

よくよく聞いてみると、朝行って、午後も行くって言ってた…幾ら何でも、調子に乗りすぎでしょ‼︎

まったく…。



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