今日、2階の父のウォークインクローゼットの蛍光灯が壊れました。
蛍光灯が切れたんじゃないの??って思った私。
すると、父は「蛍光灯じゃない、このソケット(ホントはグローといいます
)が壊れてんだ。さっきまで着いていたんだから…」と、言い切るのです
それなら…と、近所の電気屋さんに行ってその『ソケット』やらを持参して、同じものを購入しました。
そのお店のおじさんは以前、実家のリビングの電気工事をしてくれた際に、ちょっとリビングの天井を傷つけたり、高齢ゆえ、工事をお願いしても危なっかしい思いをしたことがあり、私の心の片隅に「大丈夫かぁ~
」って思ってしまうのです。
でも、同じものを買えばいいだけだし…
父にそれを渡すとイスからテーブルに乗りかえ、天井を向いて取りつけるのです。
その結果…やっぱり、蛍光灯は着きません
「じゃぁ、その蛍光灯の端が黒くなってるから、切れちゃったんじゃない?」というと、父は目玉を三角にして「そんなことあるか!さっきまで着いてたんだから…」と、頑固に反発。
「でもさぁ、さっきまで着いていても、今は切れちゃったんじゃない?」と、しつこく言って、やっと蛍光灯の購入を認めてくれました。
再び、その電気屋さんに行き、持参した古い蛍光灯と同じ型のものを購入。
父に渡し、付け替えるも…着きません
なんてこったぁ~
今度は電気屋のおじさんを呼びに行きましたよ
ヨタヨタしながら、来てくれたおじさん。
父より14歳も若いとはいえ、かなり危なっかしい感じなので、目を離すことも出来ず、ハラハラしてました。
結局はグルーの接触が悪く、ネジで調整してもらったのですが…
帰り際におじさんが「もう、この次は工事に来れないよ」って言ってましたので、理由をきくと『認知症』だと言われてるそうなのです。
今のお医者さんって『告知』するんですね
5年前の母の時は、私たち家族が必死に母の耳に入らないように隠したもんで、ちょっと驚いてしまいました。
電気屋のおじさんはさほど気落ちしているでもなく、振る舞ってました。
そういえば、近所でお付き合いをさせてもらってるお宅のおじさんも自分が『認知症』だって知っていました…っけ。
今は…本人に告げてるって事ですかねぇ。
だとしたら、母はナント幸せ者なのでしょう。
そんな病気の『恐怖』も知らないまま、今の母になってしまいました。
これが正しいかどうかはわかりませんが、母の場合は知らないままでよかったと思います。