今日は比較的スムーズに送りだせるかと思いきや…そうは問屋が卸さない 母でした。

いつもと違うパターン。

 お花の生け込みから始まり、トイレ→洗顔→お化粧→再びトイレ…この辺りからエンドレスの軌道修正を始めるのがポイントでして…

トイレの後、再び洗面所へ向かおうとする母の背中をリビングの方へ向け、
朝ごはん、食べよっか と、誘導します。

イスに座らせ、ひざ掛けをしてあげて、一通りのおかずの説明をし、私は背後でタッチマッサージをしながら、母の食べるのを見守ります。

途中、入れ歯を出したりしながらの食事光景にも慣れました

昔は散々、近所のおばあさんがみんなの前で入れ歯を取ったりしながら食事をしたのが、気持ち悪かったぁ なんて、言ってた母が、今じゃ毎回同じ事しています

認知症という病気なんだから仕方ない…と、思いますが、情けない気持ちになってしまいます。

昔から、他人には厳しい母。

今になって、しっぺ返しがきているような気持ちにもなる私。

あの頃、もう少し弱者に優しい目を向けていた母だったら…とも思ってしまいます。

食事も終わり、デイサービスの準備を始めた頃、母はトイレへ…。

すると、出ない。出ない
と、便意もないが、出す気になってる母。

ウォシュレットをずーっとしながら、う~ん、う~ん
と、いきむ声が聞こえました。

でも…出たくない時は、出るはずがないのが人間でしょ

今日はどんなスイッチが入ってしまったのか、ムキになって出そうとする母でした


デイサービスのお迎えが来た時は、泣きそうな顔をしてました。


でも…もう、忘れているんでしょうね。

もし、もよおして来てからだって、トイレに行けばいい話なんですから…

そういう、普通が通用しない母の脳。

困ったねぇ