母の周辺症状が落ち着いているこの頃、やはり顕著に進んでいるのが、
中核症状。

時計が読めない…時があります。

新しい事が記憶出来ない…ので、何度も、何度も聞いてきます。

考えるスピードが、かなり遅い。

二つ以上の事の理解が出来なくなり…わかりやすく、シンプルに伝える様になりました。

些細な変化が、混乱を招く様になりました。

その他多々怪しくなって来ました。

悲しいよね…

でも、嘆いていても状況が、変わるわけじゃなし、それなら、私も一緒に
変わる事を決心しました。

あんな事が出来たのに…とか、誰々の事はわかっていたのに…なんて思うのはやめます。

今は、母の残っている記憶を少しでも輝かせてあげる努力をしようと思います。

…で‼

今朝の送り出しには、これを持参しました。

photo:01



これは、PCからもってきた『母の故郷の電車と駅舎』の写真です。

最初、母に見せてもわかりませんでした。

それもそのはず、母の頭は二十歳位の記憶なのです…

その頃の駅舎や電車とは違うからねぇ…ピンと来なかったみたいでした。

でも、写真をみせながら、私の知り得る田舎の光景を話しているうちに段々甦って来たようでした。

母の口から出てくる単語にならない意味不明の言葉に、理解に苦しむ私でしたが、必死に何か思い出して言おうとしている母…そんな母の輝いてた青春を私なりに記録してあげようと思ってます。

幸いにも、父は母と同県です。

お見合いで結婚しましたが、私の知る限り仲のいい両親で、よく母は父にいろいろ話をしていました。

そして、父はそれをよく覚えています。

母からうまく伝わらないエピソードは父から聞く事が出来る今、記録しておこうと思います。

いつかはそんな過去すら、思い出せない日が来るでしょう。

でも、今なら父の記憶を頼りに母の為にまだしてあげる事があります。

娘として、今出来る事…見つけました。




iPhoneからの投稿