今日、母のケアマネさんの訪問日でした。

先月の訪問の頃から心がけていること…それは、『ありのままの母』を見てもらいたい…という事です。

認知症だから、介護認定を受けているのに…

認知症だからデイサービスにも行ってるのに…

認知症だから一日中編み物をし続けているのに…

私ったら、母を『普通っぽく』見せたいって思っていたのかなぁ…そんなつもりはないんですが、一生懸命に母の記憶をつなぎ合わせ、ケアマネさんが来ることを理解させ、笑顔で迎えてもらえるように頑張っていました。

でも、もうやめたんです。

今日も実家に行くと、母は洋服のまま布団に横になり、うちわで扇ぎながら

こんなに痛がってるのに、誰も来ないんだ
って文句言ってきました。

それに対し、そう…誰も来ないって、誰もいないんだから、来ないよぉ~
と、スルー。

母の部屋のエアコンをつけ、リビングに消えました

あと、30分でケアマネさんが来る時間になります。

このまま、寝てたっていい。

あんた誰?って顔をしたっていい。

ありのままの母を見せなきゃ!って、思いだけでした。

約束の時間、ケアマネさんが入って来ました。

母の部屋はすでに布団が仕舞ってあり、母が鏡の前で化粧(といっても、眉毛と口紅)してました。

そこへケアマネさんが、挨拶すると…怪訝な顔して挨拶なしの母

私がケアマネさんと手招きして、リビングに誘い入れ、母が来るまで話をしました。


今日、ケアマネさんが来ることを話したけど、それが何だかわからない事。

来ること自体覚えてない事。

いつもこの状態から、頑張って気分を上げている事。

今日はありのままの母を見せたかった事…など、伝えました。


そして、グループホームを考え出した話をしました。


もちろん、早急な話ではありませんが、知識としてどんなところか、どんな風に過ごしているのか知った上で選択肢に入れたいと思うようになりました。

こんな考えになった経緯はそのうちに、書きたいと思います。


とにかく、私の中で何かが変化しているようなのです。


帰り際に、ケアマネさんが「ありのままのお母様を見ることが出来てよかったです」って言ってくださいました。

わたしのしたこと…間違ってなかったんだね。


次の一歩が踏み出せそうです。