昨日の夕方、叔母(母の妹)から電話があり、今日、母に会いに来てくれました。

本当なら今日は『実家に行かなくていい日』なのですが…

お昼に食べられるようにお赤飯を作って、実家に届けました。

お昼前に叔母は到着。

その少し後に姉夫婦が到着…。

やっぱり、どんな状況でもこの時間にしか姉は来ません…

その後に、お赤飯を持って私が実家に行ったわけです。

すると、リビングでわぁ~わぁ~賑やかに騒いでいました。

しかし…そんな輪の中に入れないで、ソファで編み物をしている母。

私の姿を見つけると あら、どこに行ってたの?今、呼ぼうと思ってたんだよ。 と、笑いながら嬉しそうに言ってくれました。

ホントかウソかわかりませんが…当たり前の受け答えが出来る母。

認知症って、不思議…って思う瞬間です。

母の隣に座って、
そっか…ごめんね。でもね。ほら!お赤飯作って来たんだよ。みんなでお昼に食べようね。 って、言うと、もっと喜んでくれました。

義兄は台所に入って、お昼の準備をしてくれていましたし、叔母は母のそばで話をしてましたし…

私の役目はここまででよさそうで…

食卓に母を座らせる前に、母をトイレに誘導し、その間に叔母に挨拶してから、私は自宅に戻りました。

多分、トイレから出て来て、お昼を食べている時はもう、私が来た事も忘れているかも知れません。

いろいろな人がいることが、また母の混乱の種になるかも知れないので、私はいない方がいいと判断しました。


そう、今日の私は…『幽かな彼女』じゃなかった『幽かな杏仁』でした。