今日、主治医の往診でした。

その時の話。

いつもの様にバイタルチェックをしてもらいましたが、異常なし。

薬の副作用をチェックするのに、顔を動かさずに目だけを上下左右、キョロキョロさせられてました。

これも、大丈夫‼

先生の人差し指に母の人差し指をタッチさせ、母の人差し指で自分の鼻、それから先生ね人差し指、自分の鼻、先生の人差し指をタッチ…何度か繰り返しました。

これもリズミカルに出来ました。


その時に思い出したのは、1年くらい前でしょうか…

母が薬の副作用で、手が震えたり、パーキンソニズムの症状が出ていた頃、先生によくチェックされていた手の運動を思い出しました。

それは、両手の平を広げ、左手の親指に右手の小指、左手の小指には右手の親指を付けます。

それを手首を回転させながら、今度は左手の小指が右手の親指に、左手の親指が右手の小指に付けます。

この動きをリズミカルに繰り返す運動です。

これを母にさせてみようと思い、

ね!お母さん。
前に先生が教えてくれた手の平の運動出来る??

とだけ言ってみました。

すると、母は

あ、こういうんだっけ??

と、返事するや否や、両手を広げ、一、二、一、二…って始めました


もう、その動きの速さに、私も先生もびっくり


まさか覚えているとは思いもしなかった…

どちらかというと

ん?何だそれ…

って言われると覚悟していましたから…

しかも、同じ動作を父にやってもらったところ

何だそれ!中指じゃないよ。小指だよ!!へたくそだなぁ~

って、父の間違いを間髪入れず指摘

これを見た先生がまた大感激 あ~んど爆笑

母の脳をまた調べてみたい…って言ってくれました。

普通なら1年前の記憶は薄れてきて当たり前の病の『認知症』。

治ることはない。

せめて今の状態を少しでも長く保たせることが理想で…

認知症の認可された薬は、進行を止めるものではなく、遅らせる薬。

キープさせるものではないのです。

だから、そんな薬を飲んでいない母が、1年前の記憶が鮮明に残っていて、父の間違いも指摘できるほどの動体視力がしっかりしていることはすばらしいらしい…

母の壊れて行きつつある脳の中に、まだこんなに研ぎ澄まされた部分があったことがうれしかったです。


そして…


photo:01



気をよくした母は、今晩のお米を研いでくれました




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