今日は母の抜歯の日でした。

予約をしているものの、今日というか『今』歯の調子が悪い…とこだわってない母を連れて行くのは結構大変だったようです。

そもそもそうなったのは、たまに母が自分の義歯(ブリッジ?)を支えている歯がグラグラする…とこだわり出すと終止がつかない事から始まりました。

診てもらったところ、下の歯を5本抜くことになったのです。

しかも、いまだに歯茎の中に小さい歯があったそうで…

って、今までどんな治療をしてもらっていたのでしょうかねぇ。

イマドキの歯科医は皆、きちんと普段の手入れから、半年ごとのチェックアップまで面倒を見てくれますが、母の時代は『痛かったら、行く』というのが普通だったのかも知れません。

だから、お年寄りは『入れ歯』になってるもの…という認識さえありました。

かわいそうに…母もその時代を生きてきたんです。


母の抜歯が終わるころ、待合室に行ってあげました。


母はなんとなくボーっとしていました。

そりゃそうでしょ、一度に5本も抜かれたんじゃ、普通だって疲れます。

なに?全部抜いちゃったの!こんなのかぶせたってブカブカしちゃって気持ち悪いよ!

と、しきりに不快感を訴えてきます。

母の下の歯はもう一本もなくなってしまいました。

そして、今までの義歯にちょんちょんちょんと、抜いた歯(じゃないけど)を付け足して、人口歯茎で出来た入れ歯をかぶせてあるだけなのです。

母の舌で押し出すたびに、まるでコントを見ているようで思わず吹き出しそうになった私と姉でした。


今晩から母のおかゆ生活がしばらく始まります。

歯茎はそのうち盛り上がって来て、傷口も治るでしょう。


今の心配は、明日の朝、自分の歯がない!と騒がないかな…ってことです。


なんせ、今日の出来事を覚えてないかも知れないので…

でも、もしかするといいタイミングだったのかも。

なぜなら、もっと母の認知が進んだら、抜歯するのももっと大変だったと思います…と、思うことにしました。

そして、これが最善だったと。


お母さん、しばらく辛いけど、頑張ってね!

そのうち、グラグラ気にせず、モリモリ食べられるようになるからね!



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