今年になって、近親の方が4人も亡くなりました。
母にとって悲しみは時にして混乱を招き、怒りを呼び覚まし、人一倍涙を流す…自制が出来なくなっている
ので、現実を受け入れるにも大変になりました。
そんな母ですが、今日、母の故郷にお墓参りと親戚のお参りに連れて行くことが出来ました。
朝、早く実家に行くと、相変わらず機嫌の悪い母がいました。
父は前もって予定を伝えてあったので、それなりに身支度にとりかかってましたが、問題は母。
その気にさせて、着替えをさせて…ワンコを置いていくので、
あとですぐ、お姉ちゃんが来てくれるから、安心してね。
と、心配の種を排除し、義兄の運転する車で栃木に向かいました。
出発前は
どこ行くの?あの親父も行くのか?あんなのおいていけばいいんだ!
と言い出したので、焦りましたが、車に乗ったら気分が変わったのか、どうにか落ち着いて来ました。
あ、見て。雲一つない青空だねぇ~
と、何度も繰り返して言う母。
言ったことを覚えてないので、何度も同じことを言うのですが、きっと気分がよかったのでしょうね。
99歳で亡くなった、母の実家にいたお産婆さんのところに最初に寄りました。
母はその方の仏前で涙を流し、子どもの頃の思い出を話ていました。
ここまでは、よくある光景ですが、母の場合は…認知症なので、何度も繰り返してしまうのです。
3回目くらいから…???って雰囲気になって来たようなので、そこのお宅を後にしました。
それから、母の実家のお墓参りに行ったのです。
母の実家(生家)は現在、誰も住んでいないため、セコムにお願いしているので、中に入ることが出来ませが、お墓なら、気持ちが届きますし、お彼岸ですから…ね。
写真はそこで撮ったものです。
なんかかわいいショットだったので、思わず撮ってしまいました。
石段の途中にある『六地蔵』に行くところです。
この歳まで、私はそこに『六地蔵』なるものがあるなんて聞いたことがありませんでした。
母がお墓参りの後に、残したお線香を持って
これ、六地蔵にあげて来るから…
と言い出したので、初めて知りました。
きっと、母の昔の記憶がよみがえったのかも知れませんね。
無事に『六地蔵』にお参りも出来ました。
めでたし、めでたし。
その後、今度は父方の姉の子(従兄)のお参りに行きましたが、そこまでが一苦労でした。
母は父の実家を含め、父の親戚があまり好きではなく、この病気になってから尚更、その『嫌悪』が強くなってて…先日も、従兄の葬儀にはとても母を連れて行くことが出来ず、今日になってしまったのです。
なんでそっちに曲がるの?帰りは逆だよ!
うん、そうなんだけど、帰る前にYちゃんに頼んだものがあるから、もらいにだけ〇〇に行っていい?あ!ついでに、〇男さんにお線香あげてこようよ!お母さん、〇男さんて、知ってるよね?昔、よく来てたよね?
などなど、だんだんと母をその気にさせ…とうとう、連れて行ってしまいました。
すると、親戚一同に歓迎してもらった母は、まぁ、それは機嫌もよくなり、こちらも一安心。
従兄の遺影の前で、涙を流し、若すぎた死を残念がっていました。
明日は覚えてないかも知れません。
でも、お彼岸に行けた…ここに意義があると思います。
車にもおとなしく乗れますし、トイレの我慢もまだ出来ます。
食べるものも、普通食でいけますし、会話もまだ成立します。
ただ、記憶が出来なくなっている…ことをこちらが認識しないと、母を追い詰めてしまうことになるので、きをつけなければいけませんが、まだまだ、大丈夫。
ひとつ、親孝行が出来ました。
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いつも読んでくれてありがとうございます

母にとって悲しみは時にして混乱を招き、怒りを呼び覚まし、人一倍涙を流す…自制が出来なくなっている
ので、現実を受け入れるにも大変になりました。
そんな母ですが、今日、母の故郷にお墓参りと親戚のお参りに連れて行くことが出来ました。
朝、早く実家に行くと、相変わらず機嫌の悪い母がいました。
父は前もって予定を伝えてあったので、それなりに身支度にとりかかってましたが、問題は母。
その気にさせて、着替えをさせて…ワンコを置いていくので、
あとですぐ、お姉ちゃんが来てくれるから、安心してね。
と、心配の種を排除し、義兄の運転する車で栃木に向かいました。
出発前は
どこ行くの?あの親父も行くのか?あんなのおいていけばいいんだ!
と言い出したので、焦りましたが、車に乗ったら気分が変わったのか、どうにか落ち着いて来ました。
あ、見て。雲一つない青空だねぇ~
と、何度も繰り返して言う母。
言ったことを覚えてないので、何度も同じことを言うのですが、きっと気分がよかったのでしょうね。
99歳で亡くなった、母の実家にいたお産婆さんのところに最初に寄りました。
母はその方の仏前で涙を流し、子どもの頃の思い出を話ていました。
ここまでは、よくある光景ですが、母の場合は…認知症なので、何度も繰り返してしまうのです。
3回目くらいから…???って雰囲気になって来たようなので、そこのお宅を後にしました。
それから、母の実家のお墓参りに行ったのです。
母の実家(生家)は現在、誰も住んでいないため、セコムにお願いしているので、中に入ることが出来ませが、お墓なら、気持ちが届きますし、お彼岸ですから…ね。
写真はそこで撮ったものです。
なんかかわいいショットだったので、思わず撮ってしまいました。
石段の途中にある『六地蔵』に行くところです。
この歳まで、私はそこに『六地蔵』なるものがあるなんて聞いたことがありませんでした。
母がお墓参りの後に、残したお線香を持って
これ、六地蔵にあげて来るから…
と言い出したので、初めて知りました。
きっと、母の昔の記憶がよみがえったのかも知れませんね。
無事に『六地蔵』にお参りも出来ました。
めでたし、めでたし。
その後、今度は父方の姉の子(従兄)のお参りに行きましたが、そこまでが一苦労でした。
母は父の実家を含め、父の親戚があまり好きではなく、この病気になってから尚更、その『嫌悪』が強くなってて…先日も、従兄の葬儀にはとても母を連れて行くことが出来ず、今日になってしまったのです。
なんでそっちに曲がるの?帰りは逆だよ!
うん、そうなんだけど、帰る前にYちゃんに頼んだものがあるから、もらいにだけ〇〇に行っていい?あ!ついでに、〇男さんにお線香あげてこようよ!お母さん、〇男さんて、知ってるよね?昔、よく来てたよね?
などなど、だんだんと母をその気にさせ…とうとう、連れて行ってしまいました。
すると、親戚一同に歓迎してもらった母は、まぁ、それは機嫌もよくなり、こちらも一安心。
従兄の遺影の前で、涙を流し、若すぎた死を残念がっていました。
明日は覚えてないかも知れません。
でも、お彼岸に行けた…ここに意義があると思います。
車にもおとなしく乗れますし、トイレの我慢もまだ出来ます。
食べるものも、普通食でいけますし、会話もまだ成立します。
ただ、記憶が出来なくなっている…ことをこちらが認識しないと、母を追い詰めてしまうことになるので、きをつけなければいけませんが、まだまだ、大丈夫。
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