認知症はだんだんに進行していく場合もあるが、階段を踏み外すようにガクッと下がってはまた少し浮上していく…とも言います。

しかし、その時、浮上してももうもとの高さまでは上がることが出来ず、少し低いところからまた暫く穏やかに過ごし、また、ガクッと落ちる…その繰り返しとも聞きました。

うちの母の場合がまさにそれで、認知が下がっていく前が、攻撃期(?)になるのです。


今日、主治医の往診がありました。

先日の『プチ修羅場』の状況を知っている先生は、無表情の母の診察をしてくれました。

ありのままの母…ではありましたが、やはり父に優しくしてもらえないとか、もう死んだほうがましだとか訴えていたようです。

先生がおっしゃるには、認知が下がって来るとき、まだ自分はおかしいんじゃないか?どうも、すぐ忘れてしまっているらしい…とか『正常な心』が不安を感じることで、どうしていいかわからず、攻撃や暴言と言った『異常な脳』の行動が支配してくるそうです。

本来のお母様は自分の脳と戦っていらっしゃるのですよ。

この一言が心に響きました。


無表情でムスッとしている母は大嫌いです!

そして、二言目にはどうせもう死ぬんだから!と言う母も大嫌い!

だから

お迎えが来てくれないと死ねないから、そんな事言うなら、おばあちゃんにお願いするんだね!

って意地悪を言ってしまう私。

すると母は

ま、あたしが死んだらこれ(ワンコ)が寂しがるから、死ねないけど…

と言うのです。

姉曰くこんな事言うのって、死ぬのが怖くて仕方ないんだよ、きっと。と。

そうかも知れません。

母は自分が82歳にもなり、自分の先祖とかを見回してもこの歳まで生きた人がいない…と思っています。

だから、自分はもうダメなんだ…

次は自分の番なんだ…と、思い込んでいるのです。


それに、感情の『うつ』状態が拍車をかけ、どよ~んと暗く、無表情になって、やる気ゼロ、生きる気ゼロになってます。


はっきり言って、こういう空気って、うつるんだよねぇ~


そんな訳で、先生の指示で『アモキサンカプセル』を2錠にしてみることになりました。

認知症うんぬんより、母の気分を上げることを選んでくれました。


ありがとう!先生!


母の笑顔があれば、頑張れる。

母がぼけてても、それがかわいいと思えるのです。


これって…変ですか?



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