昨日のつづき…

美容院に迎えに行くと、綺麗に毛染めとカットをしてもらった母がニコニコいました。

いつも、ここの美容院に行くと、母の病気のことを話そうかどうしようか…と、思うんですが、いまだに伝えてません。

座っておしゃべりをしている母を見ると、まぁそれなりに話をしているようだし、シルバーにやさしい美容院ってステッカーも貼ってあるので、スタッフもそれなりの対応してくれているようなので、しばらくはこのまま行こうかな…って気になってます。

皆さんの場合、どうしているんでしょうかね。


母を連れて実家に戻ると、父の姿はもうなく、予定通り出発したようで、一安心。

さぁて、ここからが母の子守りの見せ所(?)です。

退屈させないように…気遣いながら、まずは…二人で昼寝ぐぅぐぅ

それでも、母は
なに!50何歳だかの人が死んだんだって?

そうだよ。〇男さん、病気だったんだって…それで、お父さんが栃木にお姉ちゃんたちと行ったんだよ。車だから、安心だよね。

なんでまたぁ、そんな若いのに…あたしは見たこともない人だから、関係ないけどね。じゃ、泊まっ来るの?

そう。だから、私が今日は泊まるからねぇ~一緒に寝ようね!

と、この一連のやり取りが延々と続きました。

それでも、興奮というものはなく、この話をして納得しているようでした。

だから、母は自分で私の布団まで敷いてくれましたし、お風呂の掃除をして新しい湯にもしてくれました。


息子と一緒に夕食を食べ、24時間テレビを見ていたのですが、母にはバラエティ番組のスピードはきついようで、退屈そうでした。

毎日実家には行っているものの、夜の母を見ることは少ないので、今回はじっくり観察出来ました。


自分の事は、ほとんど自分でまだ出来ます。

夕食後の洗い物はきれいに洗い、乾燥機に入れ、スイッチもオン出来ます。

寝る前の戸締り、電気の確認、門扉の確認、自分の枕元に置く水の用意…父がいればきっと父がしてしまっていると思うようなことも、母は自分で出来ました。

こういう部分もあれば

5分前の話が記憶出来ない…母。


久しぶりに母の隣に寝た私。

母の寝息を聞きながら、1年前の『鬼婆』だった母を思い出していました。

今は『メマリー』のおかげで何とか、落ち着いた母でいる時間が増えました。

あれほど行きたがらなかった、デイサービスも介護予防の特化型なら『運動』だと思い、行くようになりました。

私たちも、多くを望むことは、今はもうしなくなりましたし、今の母を愛おしく思えることも多くなりました。

とにかく

『すべてに感謝』の気持ちで過ごしています。


日付が変わって、今日。

お昼前に、お通夜に行った姉夫婦が、結局1泊して、早朝、向こうを出てきました。

爺さんは、何時に帰って来るんだ?もう帰って来るのか?を連発する母。

やはり、父がいないとさびしいんでしょう。

でも、負け惜しみのようなかわいくない一言を言うのです。


もうそろそろ、父が帰って来るはずです。

実家で待ち受けてくれるのは、姉。


出かけるときの母のフォローも大変ですが、帰って来る父を受け入れる母の対応も一苦労です。

えぇ~!そうなのぉ?でも、もうご飯食べて寝ちゃうだけだから、大丈夫だよね。私、おじいちゃんが帰って来たら、すぐに帰るわ。と、言っていた姉。

すぐに帰れることを…祈ります。


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