今日、半年振りにフィンランドから一時帰国した姪っ子ちゃんが来てくれました。
1年前、母が『認知症』と診断され、それを知るとアメリカから戻って来て、母の近くにいてくれました。
その時は、母の症状がひどく、今思えば、最悪だったと思います。
暴言は吐くわ、暴力に出るわ…父もよく耐えてくれたと思います。
久しぶりに姪っ子ちゃんと、
よく、新聞に載るようなことにならなかったよねぇ~
うん。
紙一重だったよねぇ
と、あの『修羅場』に遭遇していた姪っ子ちゃんと私は、あらためて、事件にならなくて良かったねぇと話しました。
今の母は、薬の効果ではありますが、随分、落ち着いています。
でも、今日も午前中に私が実家にいたことを忘れ、夕方実家に顔をだすと
あれ!
久しぶり。
今日は来なかったねぇ…
と、ニコニコ言って来ました。
う…
そうだね、元気だったぁ~?
と、答えた私。
いいんです…
行ったこと忘れていても…
だって、母にとったら、私が来てくれたことがうれしいって思ってくれているのには変わりないのだしね。
最近、母との会話で、『あ、これは覚えているんだ』とか『あれ?忘れちゃってる?』とか思うのです。
すると、何だかおかしくなっちゃって、ひとり笑ってしまうことがあります。
今日も、孫のSちゃん(姪っ子ちゃん)が来るのを楽しみにしていました。
これは、昨日から継続して覚えていました。
お昼前、姉が来ると
あれ?Sは来ないのかい?
と、がっかりしたのです。
ところが、午後、父と姉がSちゃんの話をしていると
え?
Sが来るの?何?今日来るの?
と、まるで、たった今聞いたように言った母。
母にとったら、今初めて聞いたうれしい話だったのです
最近、万事こんな感じです。
だから、笑ってしまうことが多いのですが、笑えない話も多い
人様を巻き込む話の時は、要注意ですね。