昨日に引き続き、母の妄想は悪化の一途をたどっていたようです
夕べは、私が帰ってからも、予感が的中し、母の機嫌は回復するどころか、父への攻撃になっていったようです。
まず、夕食の仕度をしてあげてあるにも関わらず、おにぎりを買って来る
と、言い出し、父が何とか阻止に成功。
次に、夕食後、母はどうも夕食の途中にも関わらず、ワンコの散歩に小雨の中、傘持たずに出かけたらしいのです。
すると、今度は帰って来るなり、雨が降って来たのに、傘を持って迎えにも来てくれないと、文句を父にぶつける母。
父としても、どう対処していいやらわからないし、こんな風に母い振り回されていちゃぁ、寝るしかない…と、思ったのか、先に9時頃、布団に入ったら、今度はまた母が父を起こし、なんで、先に寝るんだ何を怒ってるんだか知らないけど、口も利かないで
と、言い出したらしい…
母は妄想の世界を漂っていたのです。
自分が散々振り回しておきながら、人に話すときはすべて『真逆』の状況として伝えるのです。
夕べも、自分がプンプン怒って、当り散らしたのに、父に『何を怒っているのか』と問う母なのです。
朝の姉からの電話で、その話を聞かされ、またしても奈落の底に落ちてしまった私。
しかも、今日も雨。
ヘルパーさんもいない一日はどんなに長いでしょう
重~い、足取りで実家に向かったのです。
すると、やっぱり、其処には『無表情』のムスーっとした母が、けだるそうにソファで横になってました。
機嫌がいい時は、自分の部屋で『計算ドリル』をしているので、それを見た途端、こっちの気持ちも一挙に
それでも、いたって明るく、
今日さ、雨だし、この前出来たっていう『スーパー銭湯』に行ってみない
平日だし、きっと空いてるよ。
え~なんだってそんなところに行きたくないよ…
でもさ、今日は一日中雨だしさ、今から行けばお昼も向こうで食べて、買い物でもしてから帰ってくればいいし…ね
と、言い、何とかかんとか、母を行く体勢に仕向けたのです。
夕べから、母にいたぶられている父を少しでも解放してあげたかったし、どうしても母の機嫌を直さなければならなかったのです。
出かける前に、しばらく飲ませなかった『リスペリドン』を1本、こっそり母に『核酸』に混ぜて飲ませたし、その効果が出てくれることを願いつつ、出発しました
向こうに着いた頃には、気分もいい感じに回復したようで、一安心
露天風呂とか、ジェットバスとかにも入ってくれましたし、私の方がのぼせそうでした。
母とお風呂に行ったのは、1年振り。
1年前より痩せて、小さくなってしまったのが悲しかった。
それでも、私が介助しなくても、自分でちゃんと身体も、頭も洗える母が嬉しかった。
しかも、ご丁寧に、足の指を1本ずつ洗っているのには関心するほどでした。
まだ、自分でそういうことは出来るんだよねぇ~
実家に戻った時には、出かける前のトゲトゲした感じはなくなっていたと思います。
でも…
また、ここで、空気の読めない父が
お昼は何食べたんだ?
美味しいのがあったか?
と、聞いて来たが、もちろん母は何を食べたか即答できるはずもなく、代わりに私が
うん、おばあちゃんは『レディースセット』だよ。
と、答えたのです。
すると、
ん?『レディース?』それはおばあちゃんが食べていいのか?『おばあちゃんセット』じゃないのか?
と、冗談のつもりか、かなり痛い一言を言うのです。
せっかく、機嫌が戻っているのにやめてよぉ~
まったく、父はやっぱり、空気の読めない父でした。
そんなこんなで、何とかミッションが終了しました。
明日は、どんな母になっているのか…な