今日は2週間ぶりに母の担当医の往診日でした。
新しい薬にしてから、母の状態は『そこそこ』落ち着いています。
もちろん、認知症の進行を遅らせるとかの薬ではないので、そちらの方は『それなり』に進行しながら…ということになりますが
初めて今の先生にお会いした時に
ご家族はお母様にどうして欲しいですか?
と、聞かれました。
つまり、『物忘れを止めて欲しい』とか『歩けるようになって欲しい』とかいうことを答えるのでしょうが、私たちは
母が父と仲良く過ごせるようにして欲しい
と、迷わず答えていました。
だから、今、その夢が叶っているのです
認知症は確かに少しずつ進行していますが、とりあえず『今』はこれでいいと思ってます。
先生の診察では、まだ母には嚥下の異常も認められなかったとの報告でした。
つまり、母は『認知症の中期』に留まっているようです。
この『中期』といわれる期間を少しでも長く自宅で過ごさせてあげたい気持ちではいますが、それによって、私たち介護をする方の負担(心と身体)も長くなるという、何とも複雑な心境にもなりました。
でも、母の場合、『デイサービス』には行ってくれないし、『ヘルパーさん』にも完全に甘えようとはしない…かと言って、自分では家事は出来ないし、一人ではいられない。
この状況が少し変われば、介護するのも楽にはなるのかも知れません。
でも、それと引き換えにきっと、母の健常っぽい部分が失われてしまうという悲しみを味わうことになるのです。
いつかはそうなる…とは、覚悟しつつも、いつまでも会話が成り立っている母のままでいて欲しいと心から願っています。
と、いう事は、このまましばらくいる…という事ですかね。
明日は台風2号が東京にも接近して来そうで、一日大雨らしいです。
母にはまた計算ドリルをどっさりコピーして渡してあげないと…だって、ものすごい勢いでやってるから
制止が出来ないのも認知症の症状なもんで
お母さん、明日も頑張ろうね