今日の母は、薬の効果が出ているため、かなりハイテンションで、父もびっくりするくらい『意欲的』でした。


朝、実家に顔を出した時も、リビングで父と母が話をしていたので、ビックリ。


情けない話ですが、母が父に対して普通に会話することがなくなってしまったこの数ヶ月だっただけに感動してしまいました。


今日、従姉のMちゃんが遊びに来てくれたときも、抜け落ちてしまっている『叔母の死』にまつわる、記憶の断片を涙ながらに語り続ける母でした。


真実とは違うように記憶されてしまっていることが、聞いていて歯がゆいのですが、今更、『記憶を訂正』することも出来ず、母の言うことを聞いてあげるしかありませんでした。


それでも、そんな途切れ途切れの記憶でも、義妹を愛した気持ちにはうそはないと感じられました。


きっと、従姉のMちゃんにも伝わったと思います。


帰る間際には、母の意志で『お香典』も渡すことが出来ました。


そして、人一倍愛情の深い母がそこにはいました。



せめて、父に義妹の死を内緒にされた…と思い込んでいる母の記憶を消し去ることが出来ればとさえ思ってしまいます。


くやしいですね。


内緒になんかしてないのに…


その部分がポッカリ抜け落ちた記憶だったなんて…



でも、今日の母はとても嬉しそうでした。