今日は昨日に引き続き一日雨。
こういう日はお散歩で時間も潰せず、困ってしまいます。
それでも、午前中の小雨の中、母を連れ出しました。
すると、ここでバッタリ、ワンコを抱いた近所の方に会ったのです。
実は、そのお宅にはうちのワンコと同じ名前の19歳になるワンコがいるのです。
『同じ名前』ということはハッキリ覚えていた母。
あらぁ~、頑張ってるねぇ(と、その19歳のワンコに向かって言う母)
何歳になるんだっけ?
19歳よ…
ほら、もうボロボロでヨボヨボよ。
2時間置きに向きを変えてるから、夜中も寝てられないの。
そう、じゃ、大変だ。
母と同い年のその方は、すでに腰も曲がり、見た目は母より年配に見えるせいか、母はかなり気の毒がっていました。
それでもねぇ、こうやって外に連れて来て、お腹を支えて歩くようにしてあげると喜ぶのよ。
でも、私が腰が痛くって…
この、一言で、母の何かがスイッチオンしたようで…
じゃ、なにか腰が痛くならない方法ってないのかしらねぇ…
って私を見るのです。
わかりました、わかりました。
どうにか考えましょう♪と、請け負ってしまいました。
実家に戻り、押入れから布を見つけ、こんなもの作ってもらいました。
布を輪っかに縫ったものですが、輪にワンコの胴体を通し、上から吊り上げることで、腰を曲げてワンコを支えなくても済むのでは…と思い、作りました。
アイデアは私、布を切ったり、縫ったりは母。
お針仕事も、難なくこなす母でした。
しかし、笑ってしまうことが…
布を切ってから、昼食を食べた私たち。
そこで、また今日の出来事の話になり、補助ベルトのようなものを作ってあげる話をしていると
そうだね、じゃ、何で作ってあげようか?
と、母。
お母さん、さっき布を切ってくれたじゃないですか?
と、突っ込みたくなる私。
ま、こんな感じで、『さっき』を覚えていられない母です。
それでも、誰かの為に、喜ばれることをすることに満足感を感じてくれるのが嬉しいです。
母の手にかかれば、ものの30分で仕上がってしまった作品ですが、夕方、ヘルパーさんと届けに行ってくれました。
すごく、喜んでくれたよ♪
と、嬉しそうな顔をしてました。
やったね、お母さん
19歳のワンコもきっと喜んでいるよ