『認知症』になってしまった母。
現在、要介護1。
初回の調査で要介護1が認定になってから、一度更新がありました。
しかし、要介護1のまま変更なし。
調査に来てくださっているときは、母はそりゃぁ女優顔負けの名演技で
家事はどなたがなさってますか?
そうねぇ、わたしが台所はやってますけどねぇ、主人がとっちゃうんですよ。
お風呂はひとりで入れますか?
そうねぇ、ひとりで入ってますよ。(これは、その通り♪)
買い物は行けますか?
そうねぇ、いつもは自分が行ってるわねぇ…あ、この子(私のこと)と行ったりもしてますけどねぇ…(うそです!一人では行ってません!)
何か困ってることはありませんか?
そうねぇ、別にないわねぇ…
とまぁ、すべてがこんな感じで、『私は全然大丈夫です』と、アピールするのです。
調査の方も、その辺は察してくださっていると思うのですが、母を隣にして、私が本当の実態を多く語れるはずもなく…
調査の方が帰られてから、直接センターに出向き、事実を伝えて来ました。
が!
認定が『1』のままでした
そろそろ、更新の時期です。
今度は『要介護2』をいただけるでしょうかねぇ~
それでも、母の場合、デイサービスに行ってるわけでもないので、毎月点数も余っているのですが、それでも、介護をしている家族にとっては、転ばぬ先の杖ではありませんが、何かと急にお世話になることも考えると、少しでも負担が少なくて済むようにと思ってしまうのです。
それに、やっぱり今の母は『2』に匹敵するくらいに進行しているように感じます。
身体的介護よりも、精神的介護がかなり必要になってきた母。
次の更新は…どうなるころやら…
そして、母の場合、易怒という、認知症の症状がひどいのです。
特に、父に対してだけ、異常なまでも攻撃 ひどいときは暴力も。
今日は父の首を絞めた…母。
力こそ入ってなかった…と、父が言っていましたが、『首を絞める』という行為そのものが正気の沙汰じゃないわけで…
父が母にされるがままになっていたかと思うと、身が凍る思いでした。
そこまで行くにも、今日は朝から不機嫌な母だったそうで、父のことをなじり つねり そして首に手がかかったそうです。
朝、姉からの電話で、母の機嫌が悪い…と聞き、重い足取りで実家に向かったのですが、その時は、わたしにはそんなことをおくびにも出さない母なのです。
時間が経ってクールダウンしてしまった…とも考えられますが、私がそばにいることで、父に対しての怒りの世界から抜け出ることが出来たのかも知れません。
『認知症』の症状のひとつに易怒性というのがあるのですが、それは母のような症状なのでしょうか…
認知症というより、精神病じゃない?と思ってしまう私。
もう、何でもいいから、母のそれを抑える薬が欲しい
それによって、母の正常なものをひとつ失うとしても…薬が欲しいと思います。
本当は母は父が大好きなんです。
私の父と母はとても仲が良かったんです。
病気になった今も、買い物に行っては、母は父の好物を買ってあげようとします。
これ、おじいちゃんが好きなんだよね♪
おじいちゃんのビール買っていかないとね…もう、なくなっちゃってるんじゃないかな?
と、いつも気にかけているのに…
病気のせいで、父にひどいことばかりする母がいます。
私はそんな母が大嫌い
病気とわかっていても、大嫌い
母のことが大好きだから、大嫌いなのです
だから、お願い!
父と仲良くできる母になって欲しい。
そうすれば、まだまだ介護も頑張れる気がするのに…
明日は、そんな母になっていますように。