昨日に引き続き、母の気分は落ち、朝から看護師さんに点滴をしてもらってました。


しかし、その時の母はいたって普通で、逆に腹立たしいくらい。


でも、母の口からは


何だか、昨日は風が強かったでしょ?だから、体調がねぇ…


と、訴えるのです。


今日、実家に行く前に1か月分の薬をもらいにクリニックに寄って来た私。


そこで先生にも『典型的な医者の娘のパターン』だよね…なんて、言われましたが、その通り!


何がなくても注射が大好きドキドキ点滴大好きラブラブなんです。


小さい頃から、何かあると医者だった祖父にしてもらっていたのでしょう。


そして、ブドウ糖の点滴をしてもらえば、元気になる!みたいな感じなんでしょうかねぇ…


しかし、今はビタミンの点滴になってますが…



点滴の後も母の気分は変わることはなく、父と二人に残すことも出来ず、一緒に昼食を取りました。


実は、父がショックを受けることがあったのです。


それは、看護師さんがいる前で父に向かって


これが馬鹿なんだよ!


と、母が父をなじったらしいのです。


父は愕然としたけど、言い返しても仕方ないので、黙って退室した…と言ってました。



今までも、理不尽なことで父をなじったりはしてますが、『他人』の前で父がいるところで言ったことはありませんでした。


そこまで、脳の理性が働かなくなってしまったってことでしょうか。


それを聞いたら父が可哀想で…


今まで、いや今もどれだけ我慢しているのか。


だから、父には言いました。


もし、お父さんがもうダメだ…って思うときがあったら、話してね。


お母さんは病気だから、そういう時は、施設でも何でも専門のところで看てもらうことも出来るんだから。


何もお父さんがボロボロになってまで、頑張らなくていいよ。


私たちだって、誰も責めないし。


お父さんの残りの人生、大事にしないとね。


こんな風にしか父に言ってあげられないのも悲しいけど、84歳の父にはあと何年健康で過ごせるのかと思うと、時間がないような気持ちにもなってしまうのです。


これが100%の気持ちではないのもわかっています。


でも、0%でもないのも。



何かいい薬はありませんか?


と、主治医のも問い合わせ中です。


『誰かが一緒に住んであげられれば…』とも提案してこられました。



私たち家族としては、『易怒』が治まれば…まだ頑張れると思っているのです。



だから、『同居』とかの前に『薬』が欲しい。



母の笑顔で、私たちは介護の苦労が報われ、また頑張れるのだから…