「コンサルタントとして活動するには、どんな本がおすすめですか？」と、コーチコンサルタントとして活動したい、50代の女性Mさんからご質問いただきました。
以前の私なら、好きな本を読めばよいよと、あっさり答えてましたが、アラフィフにもなると、少し大人思考になってます。また同世代ってことで、応援したくなります。なのでご質問に答えます。
多くの方が、自己啓発などの本を読まれてます。起業家は好きですよね。また、マーケティングとか、WEB集客系の本を読む人も多いです。
ただ、それらの本って、起業される方はみな読んでます。なので実際のコンサルや相談業では、役に立つことは少ないのです。
相談業をやるならば、もっと多角的に物事をとらえ、高い視点からアドバイスできる能力がないと、継続は困難です。単発の利用で終わります。
なので、もっと人の心理とか、感情を勉強された方がよいのです。心理学は、絶対に勉強したいところですね。
また、1つの業界を深く知ってるよりも、広く浅く、いろんなこと知っていた方が、コンサルタントとして活躍できます。
私も一時、自己啓発やスピリチャルなどに、はまってた時があったんですね。あとWEBマーケティングやら金儲けです。
ですがそれ以外のことは興味持てず、勉強もしてなかったので、つまらない人間だったのです。
たとえば、カフェやらスィーツの話をされても、無知なので、会話が広がりません。また、飲食店やこだわりの食の話が出ても、無知なので、フーンで終わります。
今思うと、なんてつまらない女なんだろうと、反省です。
ネット業界のことだけは詳しくても、あとは何も知らない。
これだと、視野も狭くなるし、相談をされても、相手の状況や心情など理解もできず、想像もできないので、一方的な独りよがりのアドバイスになります。
あれやって、これやってで、終わるのです。
すると相談された方も、
「なーんか専門的なことは教わった気はするけど、感情的には、モヤモヤするなぁ」ということが起こります。
わかってもらえなかったなとか、モヤモヤが出てくるんです。
女性の相談者の場合、問題解決もしたいですが、一方で、感情も理解してもらいたいがあります。寄り添ってもらいたいとかね。
男性コンサルに相談すると、言われたことをとっととやれ！理解できなくても手を動かせ！というやり方のコンサル方法が多いです。これはこれで、効果は出ると思いますが。
ですがお客様が女性の場合、男性コンサルのようなサポート方法だと、ついてこれない場合が多々あります。感情も理解してほしい、背景も理解してほしい、そのうえで、具体的なアドバイスしてほしいなどが潜在的にあります。
その辺もくみ取りながら、かつ、相手が行動できるようなアドバイスをしようと思えば、自分の専門以外のことも、知っておかないと、効果の出ないサポートになる可能性も出てくるのです。
ビジネスだけの話を一方的にされても、相談者様は、つまらないと思いますよ。
なので私は、もっと世の中のことを知るために、ドラマとか小説を読むようになったです。そのほかにも、夜系、サスペンス、警察もの、やくざもの、美術、音楽家の生い立ち、法律、グルメ、動物、写真、歴史などなど、幅広く本を読むようになりました。
今は、月に10から20冊程度しか読めてませんが、以前は毎月50冊くらい読んでた時もあります。
映画も時間さえあれば、1日中見てることもあります。
そうすると、自分の経験したことのない職種の方や、環境の人たちのことが、わかるようになります。
すると質問されても、これはあのシーンに出てきたなと思い出すので、すぐ回答もできるのです。
コンサル業の人は、深く狭くではなく、広く浅くいろんなこと学んだ方が、よいアドバイスができるようになりますよ。
なんでも知ってるから、またあの人のところに相談に行こうと思っていただけるのです。
ちなみに今読んでる本は、
クマにあったらどうするか
仕事に全く関係ない本だとは思います。
でもこういうのでいいんです。いつかつながる時が来るでしょう。
本屋で目に入り、気になったので、買いました。＾＾
回答としては、いろんなジャンルの本を読んだ方がよい、でした。＾＾
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起業サポートコーチ：岡田