マクナーリア♀:魔法学校、高等部3年生。友達思いだが、少しおちゃめな部分もある
フローレン♀:マクナーリアの同級生。しっかり者だが、つっこみが激しいところも
ミーリア♀:2学年年下の女子学生。先輩に憧れ、こっそり見てることあるらしい
マックス♂:マクナーリアとフローレンのクラスメイト。お調子者18歳
ケビン♂:マックスの友人。ちょっかいかけるのが好き
担任♂:校則にちょっと厳しい先生
ナレーション:(男女どちらでも。出番が少ないのでキャラクターの兼ね役でもOK)
ストーリースタート
ナレーション:ここはキルタリアセントラル魔法学園 今日も生徒たちが元気に登校している
マックス:ふあぁ~~、ねっむいなあクソ
ナレーション:さて、ここに一人の男子生徒がいる 彼の名はマックス そう、第一話で主人公のマクナーリアをおちょくりまくってた男子生徒A 彼があのドスケベ野郎である
マックス:…
ナレーション:あの日、彼が自身のライフワークと言っていた手帳「おぱんちゅ日記」を没収され、生きがいを失くしたようなセリフをほざいていたが
マックス:…おい
ナレーション:実はあれからも、マクナのパンツ観察は継続していたのである しかもこともあろうに、更にターゲットを増やしたそうで
マックス:…おいコラ
ナレーション:結局女子なら誰でもいい、というか変態街道まっしぐら そのせいで、しまいには友達の男子生徒Bことケビンにも呆れられる始末
マックス:おい、いい加減に…
ナレーション:やはり彼は真の変態でドMらしい どうやら今後も女子全員の敵ポジションであり続けるようであり‥
マックス:じゃかあしいわおんどれ!ええ加減にせえや!どこまで俺ディスったら気ぃ済むんじゃ、このボケが!
ナレーション:い、いや 単にあなたの紹介をしているのですが?
マックス:あれのどこがだよ!?人のこと変態だの女子の敵だの言いたい放題じゃねえかよ!!いいからもう喋るな!気分悪すぎるわ!!
ケビン:お、おい いきなりなんだよマックス?お前誰と喋ってるんだ? 朝っぱらから独り言か?ま、まさかついに気が触れた?
マックス:アホ!そんなんじゃねえよ! ナレーターの野郎がボロクソに言いたい放題だったんでさ さすがに頭にきたから文句言ったのよ
ケビン:お~メタいメタい(笑)でもよ、あんまやると周りの視線が痛くなんぜ?傍から見りゃ、どう見ても独り言でキレてるようにしか見えんしな
マックス:あ・・・確かにヤベえなそりゃ
ケビン:しかもいきなり方言でキレてたしよ、お前 あれどこの言葉だよまったく てか、お前どこ出身だっての
マックス:い、いや 確かに地方の生まれだけどよ、俺
ケビン:は?この近辺の地方にそんな言葉の荒い地域なかったぞ?
マックス:だからさ、どうやら作者の生まれた地域の言葉らしいんだわ 第一、俺だってあんな言い方したくねえしよ ある意味俺も被害者みてえなもんだっての
ケビン:作者って誰だよ(笑)またメタ発言か?ある意味御法度だぜ?それ
マックス:あのな、俺だってこんなこと言いたくねえよ いろいろありすぎんだわ、マジでさ だいたいあの日からなんもかもガタガタよ
ケビン:あの日?お前性r…
マックス:(遮るように)だーーーっ!なんでそうなる!俺のどこが女に見えるよ!?いっぺん眼科行けお前は!
ケビン:ジョーダンジョーダン あれだろ?あのメモ帳没収されたやつだろ?確か「おぱんちゅ日記」、だっけか?
マックス:ああそうだよ!前も言ったけど、一応あの日以降の分は新しく付け直してるんだよな でも過去のデータが消えたのは悲しすぎんだよ!
ケビン:ま、マジでまだやってんのかよ? ほんとお前のそういうとこには感心するわ てか、いちいち付けるようなことか?あれ
マックス:チッチッチッ わかってねえなあ こういうのは継続することに意味があんだよ なんでもそうだろうがよ それに、毎日つけることで、あいつのカラーローテーションがわかるしな
ケビン:いや、言っていいか?その探究心も努力する方向も間違ってる気がすんだけどな、お前の場合 そもそも無意味だしよ
マックス:別にいいじゃんかよ 俺が何やろうが勝手だろ?お前に迷惑かけてるわけでもねえしさ
ケビン:いや、たまーに巻き込まれてんだけど?
マックス:じゃあ聞くけどよ、今まで直接お前に被害及んだか?お?
ケビン:それは、まあ‥ねえけどよ ただな?お前とつるんでる以上、俺もお前と同類って思われてるっぽいし
マックス:なんだよ じゃあお前は全くスケベじゃないってか?まさか聖人君子か?フェミニストか?それともホモか?男がスケベじゃなかったら、子孫繁栄の弊害なんだぞ?よく考えろよ?
ケビン:ったく、ああ言えばこう言う、こういえばああ言う よくそこまで言葉思いつくよなほんと ここまで頭回るならほかの分野で使えよって思うわ
マックス:へん、これが俺様クオリティってやつよ ドヤッ
ケビン:ドヤるな!そもそも偉くもなんともねえよ、お前のは!
マックス:痛ってえ!頭はたくなよ!禿げたらどうすんだ!
ケビン:お前の髪の毛はそんだけで抜けるんか!どんだけ脆いねんお前の頭はよ!
マックス:お、おい…お前も方言出てんぞ?大丈夫か?
ケビン:え?や、ヤバっ、お前のが移ったんじゃねえだろうな スケベ菌とともにさ
マックス:誰がバイキンだコノヤロ! そもそも伝染しねえっての!ウイルスじゃあるまいし!
ケビン:あーはいはい、さっさとガッコ行くぞ 文句は後で聞いてやっからよ
マックス:ケッ、わーったよ!その代わり後で追い込んでやっから覚悟しろよ?
ケビン:へーへー 遅刻して先公のくだらん説教聞くよか、そっちのほうがなんぼかマシだわ
マックス:ったく、こいつマジで泣かしちゃる 覚えとけよこのボケ!
ケビン:おい、まーた方言出てんぞ マジでどこ出身だ?お前はよ
マックス:う、うっせえよ!いちいち言うな!
(3秒開け)
マクナーリア:おっはよー、フローレン
フローレン:あ、おはようマクナ 今日はちゃんと朝ごはん食べたみたいね よしよし
マクナーリア:ちょっとお、なんかあたしが毎日遅刻ギリギリで朝ごはん食べてないみたいに言わないでよお
フローレン:え?じゃあ昨日は?確かパン1個しか食べてきてなかったじゃない しかも走りながらって自分で言ってたし…
マクナーリア:だーっ!昨日の話はナシ!昨日は昨日でいいじゃん
フローレン:でもたしか、3日前なんかも時間がまったく無くて朝ごはん抜いてきたって…
マクナーリア:んもぉ~、そんなにいじらないでよお この前からちょくちょくいじってくるよね、あんたさ
フローレン:何言ってんのよ 今に始まったことじゃないでしょ?
マクナーリア:いーや!マックスと言い合いした日以降、結構いじるようになったじゃんか 前はツッコミのみだったのにさ
フローレン:仕方ないじゃんか ツッコミ要素特盛だし、遅かれ早かれいずれはこうなるっての
マクナーリア:ねえ、改めて聞くけどさ あたしそんなにそういうとこ多いの?
フローレン:う~ん、まあ人よりは多いわよね スカートの件といい、魔法のシステム崩壊させてるとこといい、たまーに天然なとこといい ほぼ毎日何かしらあるじゃん
マクナーリア:ま、マジ?自分じゃそこまでって思ってないけど
フローレン:そういうのは自分じゃ気づかないもんよ なんせ天然度合いも大ボケの数も、あたしの友達ん中じゃダントツ1位だしね
マクナーリア:ちょっとちょっとお、なんかそれひどくない?
フローレン:まあ、天然の子ってたいてい自覚ないもんね あなたを見てたらほんとそう思うわ
マクナーリア:そ、そんなあ~ 少しくらいお慈悲を、お代官様あ~
ミーリア:キャハハハ、先輩たち、また朝から漫才やってるんですかあ?
マクナーリア:おはよう、ミーリア てか、朝開口一番それ?あんたまでそのノリでくるの?もう!
ミーリア:あ、そうだった!ごめんなさいです先輩!おはようございます
フローレン:おはようミーリア まあしかたないわよ マクナとのやり取りはいつもこんな感じだしさ 傍から見りゃそうなるわよね
マクナーリア:ちょっ、ってことは、あたしゃ今後もいじられキャラですか?旦那ァ…
フローレン:まあそうなる可能性は特大、てかほぼ確定よね あんたがあちこち直せばいいだけなんだけどさ
マクナーリア:直す?どこをよ
フローレン:そうねえ、例えば…天然なとことか
ミーリア:あ~、確かに
マクナーリア:ちょっとミーリア?あんたも思ってたの?あたしが天然って
ミーリア:え?いえ、あの ほ、ほんのちょっとだけ
フローレン:正直言っていいのよ?事実なんだし
マクナーリア:(ここから水曜どうでしょうの大泉と藤村氏の会話のノリで)おうおう、そこのねーちゃん 気持ちいいくらい言いたい放題言ってくれるよなあ ウォイ!
フローレン:な、なによ…
マクナーリア:そーか、そこまで言うならよーくわかった あたしゃこれからどんどん、お前んちの家族にお見舞いしてくぞぉ
フローレン:おい、家族にゃ手ェ出すなよ?
マクナーリア:選べよ ノーザンブルか?それともお前の自宅か?(*ノーザンブル=セントラルから北にある街 フローレンの親の出身地)
フローレン:あ〜はいはい、もういいからそれは
マクナーリア:へ?
フローレン:それ、映写魔法のかかったあの本のネタでしょ?どーせそのあと、「おい、パイ食わねえかぁ?」とか言うつもりだったんでしょ
マクナーリア:あ、バレてた?てかフローレンも買ってたんだ でもちょっと違うな あたしの場合、パイ作れないからチョコで
フローレン:うーわ、そもそも辛いチョコなんか作れんのあんた?そっちのほうが無理ゲーじゃんよ でもまあ案外人気あったからね、あの本 本に映写する魔法機能かけてるって、画期的だったしさ
ミーリア:あ、それあたしも買いましたよ そっかあ、今のネタはあの本の中にあったんだ 今日帰ったら見ようっと
マクナーリア:あ、ちなみに154ページにあったよ、今のネタ
フローレン:な、何ページかまで覚えてるんだ どんだけ見まくってんのよあんたは それで勉強大丈夫なの?あたしたちもう3年よ?卒業とか進路も考えなきゃなのに
マクナーリア:ああ、一応あたし、騎士団に入ろうかなって思ってるからさ なんとかなるっしょ
フローレン:あ~、あんたならありえるわね、いろんな意味で
マクナーリア:ど、どういう意味よそれ
フローレン:さあね 一つ言うなら、あんた脳筋だし
マクナーリア:そ、そんな、ひどい!ひどいわあああ!うええええええん!
ミーリア:せ、先輩 泣かないでくださいよお ほらよしよし
フローレン:あ~ミーリア、大丈夫よ どーせ嘘泣きだし 声がわざとらしいしね
マクナーリア:ぶ~!速攻バラさないでよお!もう
フローレン:アホ、長年付き合ってたらそれくらいわかるっての!
ミーリア:ほんっと先輩たちって、見てて飽きないですよねえ あ、話変わるんですけど、いいですか?
マクナーリア:え?いいけど、どうしたの?
ミーリア:以前、マクナ先輩をからかってた先輩がいたじゃないですか 「おぱんちゅ日記」とかいうの書いてた
フローレン:ああ、マックスのことね それがどうかしたの?
ミーリア:噂なんですけど、あの先輩、またああいうの書いてるらしいんですよね
マクナーリア:ま、マジ!?
ミーリア:真相はわかりませんけど あたしも聞いた話ですし ただ、以前はマクナ先輩だけだったじゃないですか それがなんか、ほかの女子も観察しだしたって聞いちゃったんですよぉ
フローレン:うーわ、それがほんとなら犯罪者予備軍よね マジで あ~ヤダヤダ
マクナーリア:もう、ほんとあいつ一回ぶん殴ってやろうかな マジムカつくわあ
フローレン:まあまあ、まだ噂の域を出てないんでしょ?それで噂がデマだったら、あんたが不利になっちゃうよ?
マクナーリア:あ、そ、そっかあ…
フローレン:そそ だから様子見ね 一応あたしの知り合いにも聞いてみるわ 情報収集しとかなきゃだしさ
マクナーリア:うん、お願いね でも、どういうことだろ 他の生徒の観察までやってるって…
ミーリア:えと、あたしも人から聞いただけだし、真偽のほどはなんとも…
フローレン:それがほんとなら、あたしやミーリアもタゲられる可能性がある、ってなるよね
ミーリア:(半泣きで)や、やだあ 怖いですぅ~
フローレン:よしよし、大丈夫よ さすがにあいつも下級生まで狙わないとは思うし ね?
マクナーリア:そうそう 下級生まで狙い出したら、あいつも変態確定になるしさ
フローレン:ん?なんかマクナの言い方だと、あいつにそういうのになってほしくない、みたいに聞こえるけど?あいつを信じたい、みたいな(笑)
マクナーリア:なっ!なんでそうなるのよ!あいつのどこ信じろっての!?勘弁してよ、もう!
ミーリア:でもでもぉ、もしあたしも見られてたとしたら怖いですよぉ ふええええん
フローレン:お~よしよし あたしが守ったげるからね ほんと可愛いんだから この子は
マクナーリア:おんやあ?また出たの?例の性癖が
フローレン:え?な、何がよ?
マクナーリア:ミーリアを慰めるにしてはさ、あんたのやり方ちょい大げさじゃない?普通頭撫でるくらいじゃん?でもあんた、ミーリアを抱き寄せてるじゃんよ
フローレン:だ、だからこれはこの子を安心させようと ね?
マクナーリア:はいはい、もう白状しなって アンタやっぱその気(け)があるんじゃんか
フローレン:ち、違うって!こ、この子が不安そうにしてたからさ 大事な後輩だし だ、だから…
マクナーリア:だってさあ、いつものあんたなら落ち着いて否定すんのに、ミーリア絡むと毎回動揺してるじゃんかあ ぶっちゃけバレバレだよ?何?ミーリアとゆりゆりしたいのかな?
フローレン:も~、違うってのにぃ~信じてよお~
マクナーリア:あのさ、もしかして自分で自覚ないの?事あるごとにこの子に抱きついたり、頭なでまくってるしさ 百合的行動モロ出しよ?そっかあ、やばい人物は案外近くにもいたんだあ
フローレン:え?…あたしそんなにやってたっけ?
マクナーリア:うん、もうそうとしか思えないくらいにね あえて言わなかったけどさ ま、大丈夫よ ミーリアも嫌な気はしてないだろうしさ
フローレン:そ、そんな まさか無意識に行動してたなんて…ば、バレ…
マクナーリア:バレ?
フローレン:あ…いやその
マクナーリア:バレてたって言いかけたんでしょ?うん、だいぶ前からバレてたよ(笑)
フローレン:い、いや 確かにこういうのは嫌いじゃなかったけど、まさか無意識にやってたなんて ねえ、マクナ このことは他言無用でお願いよ?マジで
マクナーリア:え~、どうしよっかなあ~~~♪
フローレン:ホントお願い!なんでもするからあ!
マクナーリア:え?今何でもするって言ったよね? そんじゃあ何してもらおっかなあ~
フローレン:あ、あの、あんま無茶なのはナシにしてよ?
マクナーリア:あれえ?言ったそばから吐いた唾飲む気なのかなあ?ねえねえねえ
フローレン:ぐっ…何やればいいのよ
マクナーリア:ふふっ、冗談よ さっきいじられたからそのお返し 元から言いふらす気なんかさらさら無いしね まあでも一応聞いとかなきゃねえ ねえ、ミーリアはどう思うの?フローレンのこういうとこについてさ
ミーリア:え?あ、あたしは…先輩がいいなら…あたしもそういうの好きですしぃ…
マクナーリア:オイ!あんたもそのクチかよ!もうさ、今一瞬「エンダアアアアアアアアア イアアアアアアアアアァ!」って歌ってやろうかと思ったわよ
ミーリア:あ、アハ、アハハハハ…
フローレン:あ、あたしも笑うしかないわね この状況
マクナーリア:つ、疲れるわマジで…
(3秒空け)
マックス:さーてと 昼飯も食ったし、屋上で昼寝でもすっかな
マクナーリア:ねえマックス ちょっといい?
マックス:あれま お前の方から声かけてくるなんて珍しいな なんか用か?
マクナーリア:あのさ、まだあれやってんの?
マックス:何がだよ 「あれ」じゃわかんねーよ はっきり言えっての
マクナーリア:い、言えるわけないじゃん!恥ずかしいし!
マックス:あ~、お前のパンツ観察か?やってますが何か?
マクナーリア:あのねえ!あの時先生に取り上げられたでしょ!?あの時点で懲りて以後やらないってのが普通じゃないの!もうやめなさいよ!変態!
マックス:てめえの方から見せてくる奴に言われたかねえよ!第一俺が何やろうが勝手だろが!お前に強制権なんかあるかっての!
マクナーリア:あのねえ!そういう言葉は他人に迷惑かけてないことやってる人が言うものよ!あんたの場合あたしが迷惑してんだから!
マックス:お前こそさ そういうのは見えないようにしてから言えよな あれだけ言っても未だにおんなじスカート履いてるしよ 学習能力ねえのかよ、おめえは!
マクナーリア:だから見ないようにすればいいだけじゃんか!そういうのもわかんないの!?
マックス:お前のほう向いたら嫌でも見える状況で、見ないようにする方が無理ゲーだわ!嫌ならスカート買い換えろよ!
マクナーリア:あと半年強で卒業なのに今更買い換えれないわよ!もったいないし
マックス:貧乏の家の生まれじゃないだろうに、スカート一着で親がガタガタ言うわきゃねーだろが!お前気づかないだろうけどよ、周りの奴らも言ってんだぞ?お前が露出狂じゃねえかってよ!
マクナーリア:はあ…これじゃまたあの時と同じ問答ね もういいわ じゃあもう一つ質問 最近あたし以外の女子のも観察してるって噂たってんだけどさ それはどうなのよ
マックス:アホか なんでいちいちそんなのに答えなきゃなんねえんだよ さっきも言ったろ? 俺の勝手だって
マクナーリア:あたしのみならず、他の子達にまで被害及ぶのが嫌なのよ!どうなのよ!やってんの?やってないの?
マックス:拒否権発動しとこうかな、一応 めんどくせーし
マクナーリア:言いなさいっての!ここではっきりさせときたいしさ!
マックス:じゃあ、やってたらどうだってんだよ 俺を殺すとか?
マクナーリア:さ、さすがにそれはないけどさ…あんたにやめさせたいのよ!そういうことを!
マックス:そんな権利はお前にゃねーだろがよ 人の暇潰しのネタを奪うなっての アホが
マクナーリア:あ、アホですってえ~?この変態のわからず屋があああ!もう許さないっちゃー!必殺、サンダーボルトおおおおおお!!!
マックス:あばばばばば!こ、殺す気かあああああああああ!
マクナーリア:一応パワーはギリ死なない程度に抑えてあるわよ!このおおおおおおおおおお!
マックス:ま、マジでやべえ かくなる上は戦略的撤退じゃあ!!
マクナーリア:コラああああああああ!待ちなさああああああい!
マックス:待てと言われて素直に待つバカなんかいねーよ!ほなさらばじゃあ~!
マクナーリア:ったく、次会ったら全部白状させてやるんだから!…って、あいつなんで電撃食らわせたのに即ダッシュできんのよ…バケモンなの?あいつって
(2秒空け)
マックス:(独り言)ふぃ~、あっぶねえ まさか電撃食らわせてくるとは思わなかったぜ どこぞの宇宙から来た鬼っ娘かっての 普通の奴だったらしばらく動けねえレベルだったぞあれ よかった鍛えてて
(3秒空け)
マックス:ったく、屋上に来てはみたものの、あいつのせいで昼寝の時間無くなっちまったじゃんかよ 今日は厄日かよ ほんとムカついてくるわ
担任:……
マックス:ちぇっもうあと15分もねえかあ 5時限目フケてやろうかなマジで って、あれ?あそこにいるの担任じゃねえのか?何やってんだ?
担任:ブツブツブツ…
マックス:あいつ、何ぶつくさ言ってんだ?もうちょい近づくか
担任:そ、そうか 今時の女子はこんな色のを 実にけしからんな ブツブツ…
マックス:(心の声)色?女子?でもスカートは制服だからみんな同じだしな 靴のことか?それとも靴下か? そもそも担任って生徒指導じゃねえじゃん 何見ながら言ってんだ?
担任:しかしマクナーリアくんって、結構可愛いものを履いてるんだな しかしあいつ、よくこれだけのデータを書き込んでたものだ 関心するわ、ほんとに
マックス:(心の声)え?ま、マクナ?見えてる?なんのこっちゃ? って、あーー!あれ、俺の書いたやつじゃんかよ!なんでまだあるんだよ 数日経ってるから廃棄処分されたと思ってたのに よーし、いい機会だ 奪還してやる!
担任:まあ、一度拝見してみるかな 女子のアレを まあ、マクナーリアくんに関しては、指導と称していろいろ…
マックス:いや、マクナは何もしなくても見えてるんだし、指導もクソもないんじゃないんすか?
担任:うむ、だからこそ指導するのだよ そしてだな、その際に…ってうわああああああああああ!なんでお前がここにいる!もうすぐ授業始まるぞ!教室にはy…
マックス:(遮るように)人からパクっやつ見ながら妄想してる奴に言われたかあないっすよ!何が指導っすか!生徒指導でもねえのに!そもそも、それ処分したんじゃないんすか!なんであんたがまだ持ってるんだよ!
担任:い、いや、これはだな その…
マックス:本来ならこういうのって、即廃棄処分、もしくは焼却処分っすよね?没収されたのが1週間前 もう捨てられてるはずのもの それがなぜまだあるんすか?なんであんたがまだ持ってんすか!
担任:だ、だからだね、これは その、生徒指導の一環としてだな…
マックス:制服とか髪とかなら指導項目かもしれませんわな ま、うちのガッコ、何故か制服の規則が無いし、自由だったはずっすよ?つーか、女子の下着が指導項目に入るなんて、今まで聞いたことないっすけど?
担任:だ、だから…
マックス:あんた何やってんすか!人の物没収して私物化、それ見て妄想、おまけに指導と称してマクナになんかしようと企むって!
担任:(後半、例の某野々村議員の記者会見のように泣きながら)ま、マックス!あんたにはわからんでしょうねえ!この学校の自由度が広すぎるせいで ウッ ひ、広すぎる…生徒の風紀が ウハアアアッ
マックス:な、なんだ?
担任:ふ、風紀が乱れつつあるんですよ!い、一見平和に見えてねぇ!女子の制服とかいろいr‥ウヒイイイ!ワーン!ぼ、僕はねえ!その校内風紀の乱れを…ウアアアン!か、がえだい(変えたい)!
マックス:は、はあ…
担任:そのためにはねえ!せ、生徒指導だけやない!僕もねえ!ウオオオオン!僕も動かなあかんって思ったんですよお!
マックス:ま、聞き取りづらかったけどさ、あんたの言い分はなんとなくわかった でもよ、おかしくね?
担任:な、何がだ?
マックス:建前だけ立派で、やろうとしたことはセクハラ&暴行じゃんよ 指導と言いながらあれこれスケベなことやろうと思ったんだろ?さっき独り言で言ってたしよ
担任:あ……
マックス:その第一のターゲットがマクナってか!?てめえの教え子に手ェだそうってか!?それでも教師かよ!!
担任:…
マックス:ま、こりゃもう職員会議もんだよな 俺がチクったらさ
担任:ま、待て まだ思っただけで行動には…
マックス:聞いちまった以上黙ってられんでしょうよ、普通
担任:だ、だが言ったって証拠が無いだろうが ふっ、甘いな 私が否認すれば、周りはどっちを信用するか…
マックス:あーやっぱり そう言うと思いましたよ 実はね、ちゃっかり録音してあるんすよ 先週、将来就職に役立つって、録音する魔法教わったとこでしたし 俺が聞こえた部分からバッチリ記録してますよ はい、ざんね~~~~~ん!!
担任:あ…そうだった
マックス:いや~、これに限って呪文詠唱もないし いい練習になりましたわ そういう面では教師の鑑ですな、自ら我が身を呈して生徒の魔法訓練の実験台になるなんてねえ ま、別の意味じゃ反面教師ですけど てか、どこまでマヌケなんだよあんた
担任:ぐっ…
マックス:あーそうそう、あんたマクナに手ェだそうと思ってるみたいだけど、やめたほうがいいっすよ
担任:な、なんでだ?
マックス:あいつの苗字覚えてますよね?ユリグラスって
担任:あ、ああ…
マックス:ここの騎士団長の苗字も、ユリグラスなんすよねえ つまり、あいつは騎士団長の娘か、団長に近しい人の子供って考えられるんですが?
担任:な、何!?
マックス:さすがに娘、ではないかもですがね 可能性はあるってことっすよ?俺がチクったら、あんたただじゃ済まないかも 最悪騎士団長に一刀両断かもなあ
担任:あ、あわわわ…
マックス:ま、もう授業なんで行きますわ 放課後あたりに教頭に報告…
担任:ま、待て!
マックス:え~?この期に及んで命乞いっすかあ? ま、いいっしょ その代わり、俺から取り上げたそのメモ帳、返してもらいますよ
担任:こ、これは…おい!いくらなんでも、これはある意味脅迫じゃないのかね!
マックス:そんな滅相もない これは取引っすよ と・り・ひ・き!それ返してくれたら録音消しますよ?どうします?せ・ん・せ?
担任:ぐ、ぐぬぬぬぬ!
マックス:それ返すだけで懲戒免職&騎士団長からの極刑免れるんだし、安いもんだと思いますけど?そんなメモのために命張れるんですか?
担任:わ…
マックス:わ?
担任:わ、わかった これは返す だからこのことは他言無用で頼む 俺も自分の身は大事だしな やっぱり
マックス:わかってくれりゃあいいんですよ てか、俺の書いたこれが原因だし、あんま強くは言えないっすよ
担任:ま、まあそういやそうだな ははは…
(ここで学校のチャイムのSEがあれば流してください)
担任:あ…
マックス:やっば 授業始まっちまった んじゃセンセー、俺急ぎますんで
担任:あ、ああ 急げよ まあ間に合わんかもだが
マックス;じゃあセンセーが用事に突き合わせたから遅れたってことにしていいっすか?
担任:ほんと調子いいなお前は まあいい、そういうことにしといてやるよ
マックス:さっすがセンセー 話がわかるっすね
担任:わかったわかった いいから早く教室に戻れって
マックス:へ~~~い
マックス:(独り言)よっしゃあ!おぱんちゅ日記奪還成功!正義は必ず勝ーつ!
(3秒空け)
ケビン:で、それでそのメモ帳が帰ってきた、ってか?ようやるよマジで、あの担任もさ
マックス:そそ 人生どう転ぶかわかんねえもんだわ とっくに捨てられてたと思ってたのによ
ケビン:とは言え、おめえがそんなの書かなきゃ、こういう事態にすらならなかったんだがな?
マックス:だからいいじゃんかよ!俺の自由だって、何回言やあ気が済むんだよ!
ケビン:ハイハイ、もう確実病気だな、お前の場合はよ ま、最近あんま元気なかったから、まだマシかあ
マクナーリア:あんたたち、なんの話ししてんの?もう今日の授業済んだよ?帰ってくれなきゃ掃除できないんだけど?
マックス:何だ、今日はお前が掃除当番か?
マクナーリア:あたしとフローレン、あともう一人が当番よ ほらほら、邪魔だから帰った帰った!
マックス:なあ、なんなら俺らも手伝おうか?
マクナーリア:結構です!教室だけだから3人で十分だし、あんたがいたら、またエロい目で見そうだから落ち着かないしね
マックス:またそのくだりかよ お前の場合は嫌でも見えてるって、何回言えば…
マクナーリア:い・い・か・ら!早く出ていきなさいっての!
マックス:おーこわ、鬼っ娘マクナにゃ勝てねえな ほんと
マクナーリア:だ~れ~が~鬼ですってえ~?
ケビン:いや、お前だろ 角生えてきたぞ(笑)
マクナーリア:角なんか生えるかあ!あたしゃ鬼じゃねえっての!サンダーボルトおおおお!
マックス:やっべえ!おい、ケビン とにかくずらかるぞ!
ケビン:アーラホーラサッサ~~
マクナーリア:待ちなさーい!コラああああああああああああ!
(3秒空け)
マックス:ふぃ~、あぶねえあぶねえ また電撃食らわす気だったのかよ、あいつは
ケビン:あのさ、あいつあんなに乱発してたけど、いつ呪文唱えてた?あんなに早く撃てんだろ、普通
マックス:シラネーヨ 何かしらアイテムとかあんだろうよ 詳しくは知らんがな
ケビン:ふ~ん、そんなもんかねえ でもよ、そんなアイテムあったら、俺らガッコで習ってる意味ねーか?
マックス:だから知らねえっての もしあったとしても、パワー的な限界とかあるんじゃね? やっぱ自分で鍛えて出さないと、威力が知れてるとかさ
ケビン:ま、そうだよな って、おい 渡り階段の上にいんの、フローレンとあの後輩じゃね?
マックス:あ、ほんとだ そういやあいつらも、スカートは案外短めなんだよな 今でもチラチラ見えてんじゃん
ケビン:だよなあ マクナの場合は普通にしてても見えるけど、あいつらも角度によっちゃ見えるしな
マックス:よーし、今日からあいつらも観察して記録してやっか 前のお返しってやつで
ケビン:あーあ、また病気が進行しやがったよ ま、もう手遅れかあ
マックス:やかましいわ!そういうお前も見るんだろうがよ!
ケビン:ま、まあ チャンスではあるしな 健全な男としては、つい見ちまうもんだろうし
マックス:お~お~、苦しい言い訳だことで(笑)
(2秒空け)
ミーリア:先輩 今日は掃除当番なんですかぁ?
フローレン:そうなの マクナも当番だしね ちょっと待っててくれる?なんなら先に帰っても構わないわよ?
ミーリア:いえいえいえ!待ちます!先輩たちと帰るのが毎日の楽しみなんですから!
フローレン:そう?ありがとね 後輩にここまで慕われて、あたしも嬉しいわよ
ミーリア:だってフローレン先輩もマクナ先輩も大好きですもん じゃああたし、コンコースで待ってますから
フローレン:ええ、後でマクナと一緒に向かうわね って、きゃあ!
ミーリア:いや~ん!なんで急に突風が吹くのよお!
マックス(小声で)アホか そういうとこはたまにビル風が吹くっての ただでさえ今日は風強めだってのに なあ?ケビン
ケビン:まったくだわ あいつ、頭良さそうなのにこういうとこは抜けてんのな って、おい マックス
マックス:あ、ああ 見えてんよ あいつら…
ケビン:フローレンは見た目が大人っぽいのに、まさかのアニマルプリント…
マックス:み、ミーリアに至っては…
マックス:ひ…
ケビン:ひ…
マックス&ケビン:紐パンだとおおおおおおおおおおおおお!!!
ミーリア:え!?
フローレン:え?、あー!あんたたち!見たの!?
マックス:い、いや 見てない見てない!な?ケビン
ケビン:(ヘドバン並みの縦首振り)う、うんうんうん!
ミーリア:で、でも紐パンがどうとかって…
マックス:だ、だからさ そりゃ聞き違いだって 俺らはなんも見てないって な?
ケビン:そうそう!後輩ちゃんの紐パンもフローレンのアニマルパンツも見てないから!
マックス:おい!言っちまってるだろが!
ケビン:あ…つい口が滑っちまった だってよ、こいつの紐パンがインパクトありすぎでさあ しかもワインレッドだし
フローレン:や、やっぱり見たのね?このエロコンビがあ!
ミーリア:あ、あたしもうお嫁に行けないですぅ~~~!
ケビン:おいおい、パンツ見られただけで嫁に行けないって、ませた下着穿いてるくせによく言うわ マジで
マクナーリア:ほお、フローレンが戻ってこないから様子見に来てみたら…あんたたち、またなんかやらかしたのね?
マックス:まずい!マクナまで来やがった!逃げるが勝ちだわ
ケビン:ああ、マクナまで来ちまった以上我が身が危ないわな 確実殺られんぜ
マックス:じゃあトンズラかますぞ、ダッシュだ!
ケビン:アーラホーラサッサ~~!
マクナーリア&フローレン&ミーリア:コラあああ!待ちなさあぁ~~~い!!!!
おしまい