離婚うつからの立ち直りカウンセラー原 つよしです。
昨年の1年間、公的機関でひきこもりの相談員をしていました。お子さんがひきこもっているという70代、80代の親御さんからの相談は結構ありました。
まさに社会問題にもなっている「8050問題」です。
いわゆる80代の親が、自立できずひきこもりの50代の子どもの生活を経済的に支えているという状態です。
ひきこもりになったきっかけは、様々です。
いじめやパワハラ、人間関係の問題がきっかけで、あるいは就職氷河期など時代的背景などの影響。
または、不登校からそのままひきこもりが継続したケース、精神疾患、障害を抱えているケースなど様々です。
その様々なきっかけのひとつに、「離婚」というケースも少なからずありました。
私自身も、約1年、ほぼひきこもっていたので、相談者さんの気持ちはよくわかります。
「離婚」は家族を失うだけでなく、目に見えない希望や未来、生きる意味とか正常な思考だとか、そして何よりも「自分自身」「アイディンティティ」を見失ってしまうため、身体も心も動かなくなり、結果としてひきこもるという行動しかできなかったような気がします。
今思うと、ひきこもるという選択は、生きるために必要なことだったのかもしれません。