結婚をしたからには、仲睦まじく人生を共にしていきたいですよね。
ですが、夫婦関係に亀裂が入り、離婚をせざるを得なくなったカップルもたくさんいます。
離婚理由として最も多いのは「価値観の違い」によるものですが、その中でも特に義家族の問題が発端になっていることが多いということはご存知でしたか?
自分たち夫婦世帯はなんの問題もなかったのに、義家族のことでいざこざが増えて、離婚する結末になってしまう…。
これは核家族化が進んでいる現代社会の問題として、たくさんのところで注目されている問題です。
いくら愛しい配偶者の親でも、他人です。
わざわざ他人に愛想を良くするのも面倒ですし、ましてや、仕事をやめたり自分の時間を削ってまで他人の面倒は看たくありません
これが現代人の大部分の感覚なのではないでしょうか。
それでも、結婚した縁でお付き合いは続けていくのがまともな社会人ですが、些細なことから関係がこじれることはあるものです。
そこからだんだんとその問題は夫婦だけの問題だけではなくなっていき、おおごとになっていくことが非常に多いのです。
義理親からされて嫌だったこととしてよく子世帯から挙げられる問題としては、
- 立場を下に見られた
- 価値観を押し付けられた
- 子ども(孫)への教育・考えの違い
- 距離感の違うお付き合いによる精神的疲れ
などです。
親に対して実子であれば「仕方ない…」と諦め、受け流すことはできるでしょう。
しかし、「あなたの親はおかしい!」と配偶者から攻撃されたとしたら、極端ですがアイデンティティを批判されたように感じて、傷つき怒りを感じるのではないでしょうか。
夫婦であっても、親を否定したり批判されれば不快に思うでしょう。
そこから夫婦関係が気まずくなることが多いのです。
自分を大事にするのと同時に、相手を思いやるのが家庭を守る方法です。
夫婦といえども、育ってきた環境が違います。
もし、義理の両親から不快なことをされたのであれば、配偶者に相談をしたり意見を求めましょう。
それに対して、相談もなしに報復的な行動をすれば、取り返しがつかなくなります。
義実家への愚痴や批判だけではなく、乗り越えていくための協力を仰ぎ、気持ちを共有することが大事なのです。
そうすれば義理の両親や親戚と会ったり、関わる機会があったときに億劫になったとしても、夫婦間でお互いが意識し合いながら、サポートし合えば円満に乗り越えて行けるはずです。
現代的な若者と、年配の方々では、どうしても考えにギャップが生じるのは仕方のないことですが、どんな年代であろうと批判されて喜ぶ人はいません。
義理の家族のこと表向きには批判しないように上手にお付き合いしていていけば、離婚という悲しい結末を回避できるはずです。