本業はバリバリのキャリアコンサルタント
副業は離婚する?しない?で悩む女性に、納得のいく決断が出来るようなお手伝いをする、離婚コンサルタントたまこです。
今日は、社長の知らない本当の退職理由について語らせてください。
たまこがキャリアコンサルタントとして出入りしている契約先企業では、日々さまざまな問題が語られます。 そしてそれを
「たまこさんと契約して、社員のカウンセリングを依頼するようになって、問題が増えた気がするなあ」と経営者の方に言われることがあります。
社長!!安心して話せる先があれば、人は抱えているものを出して前向きに処理しようという力がわいてくるものなんです。悩みを話す中で、自分にもまだ出来ることがあるなと気づいたり、組織風土の問題だから会社に掛け合ってみたいなと感じたり、辞める前に何とか対処してみよう!と動きが出てくるのです。
今までは上司と合わないとか、何をどう頑張っていいのかモチベーションが上がらないとか、さまざまな問題を感じても、それを抱えたまま
「家庭の事情で・・・」とか
「どうにもここでの仕事は私では力不足で・・・」と
全然違う理由で、ひっそりと退職していっただけです。
問題が増えたのではなく、たまっていた膿がちゃんと認識され始めたというイメージですね。
大企業でも中小企業でも、会社規模にかかわらず
「何?!そんな膿がたまっていたのか!みんなで治してさらに膿がたまらない組織体質を作ってしまおうじゃないか!」
という会社と
前述の「コンサルが出入りすると社員が甘えて困る」とばかりに、
その膿を見なかったことにしたい雰囲気がまん延している会社と
大きく2つに分かれるなあと感じます。
たとえ名の知れた大企業であっても、上記のような良くも悪くも変化を好まない体質の会社では、長く健康的に働いていくことが難しいですよね。
せっかく名のしれた大企業に就職できたのだからとそこにこだわって長くいると、その人自身が“良くも悪くも変化を好まない人”に変化していくのです。
こころが健康な人ほど、そのことに気付いて早めに退職を決意されるケースも多いと感じます。
企業経営側の方には、必要な治療は目をそらさずに関わっている姿勢を社員に見せること、
働く労働者の方には、経営陣の姿勢がどうかを見極め、自分のこころの健康は自分で守るという意識をもつことが大切かなと思います。