このブログに書いてあることは、正確を期していますが
個人が個人的な体験をもとに書いているものです。
また、州によって法律が違うことがあるので、
必ず弁護士、Legal Aid/Womens Legal/Community Legal Serviceなどの専門家のアドバイスを求めた上で判断、行動をお願いします。
特にウェスタンオーストラリアの方、他の州とはいろいろ異なることがあるので、気をつけてくださいね。
私、責任取れませんので・・・・
なぜあんなに苦労して作ったペアレンティングプラン、ペアレンティングオーダーがただの紙切れに過ぎないのか、ですが。
普通は、弁護士を交えて話し合い、裁判所に出向いてジャッジの前に出て、場合によってはテレビや映画で見るような弁護士どうしのやり取りなどを経て、やっとの思いでたどり着いた裁判所のスタンプの押されたオーダー、普通はですよ。普通の神経を持った人間なら、一言一句漏らさず読んで、間違えないように、違反しないようにするものです。
でも、世の中には普通じゃない人がたくさんいるわけで。
チェンジオーバーに30分遅れたとかならイライラしてもまあ黙ってるわけですが、せっかく決めたことを何度でも堂々と破る人がいるんですよ。例えば、ホリデーに行くならどこそこにいつからいつまで行くって言う連絡を事前に入れる、ってなってるのに、連絡しないとか。チェンジオーバーを守らない、メイクアップタイムを取らせない、勝手に習い事を始める、などなど。
で、オーダー違反のことをブリーチbreachあるいはコントラベンションcontravention というんですが、その度に言ってもなおらないので、腹に据えかねて弁護士のところに行くわけです。こういうブリーチが何月何日にありました、何が出来ますか?って。
確かにこれらはコートオーダー違反で、これ以上違反しないようにって言う手紙を書くことは出来る。しかしながら、それ以上のことはお薦め出来ない。裁判所はコロナの前から待ち時間が長かったのに、今はバックログがとても長くなっていて、まともな裁判にならずにメディエーションに送られることが多くなっている。また、知っての通り時間もお金もかかる上に、裁判所にできることはメイクアップタイムを強制的に取らせることぐらいで、あとは注意するだけ。
私、マジで弁護士にそう言われました。
あれ?コートオーダーには
A court can only penalise someone for failing to comply with a parenting order, which has not been altered by a parenting plan, if another person files an application alleging the person did not comply with the order. After considering all the facts of the case and applying the law, a court may decide that:
1. the alleged contravention was not established
2. the contravention was established but there was a reasonable excuse 3. there was a less serious contravention without reasonable excuse, or 4. there was a more serious contravention without reasonable excuse.
If a court finds that you have failed to comply with a parenting order without reasonable excuse, it may impose a penalty. Depending on the situation and the type and seriousness of the contravention, a court may:
■ vary the primary order
■ order you to attend a post separation parenting program
■ compensate for time lost with a child as a result of the contravention
■ require you to enter into a bond
■ order you to pay all or some of the legal costs of the other party or parties
■ order you to pay compensation for reasonable expenses lost as a result of the contravention
■ require you to participate in community service
■ order you to pay a fine
■ order you to a sentence of imprisonment.
…って書いてあるのに… ?
一体どれだけの違反をしたら罰金や刑務所行きになるのか、誰かに説明してほしい。
要するに犯罪ではないということなんだと思います、コートオーダー違反って。だから、警察に捕まえてもらって、罰金とか刑務所に放り込んでもらうことができるわけでもなく。警察だって、実際のところ体の暴力がない、でもコートオーダーに違反してる!って言われても、ちゃんと守ってねーぐらいしか言いようがないです。もちろん、いろいろやってほしいですよ、警察に。個人的には。ただ、まあ無理でしょうね、残念ながら。
弁護士に行って、もう一度裁判をしてブリーチを立証しようとしても(そうしないと「罰」が与えられない)、時間もお金もかかるし何よりメンタルへの負担が高い。その割に出る結果は思い通りのものではないことが多い。ペアレンティングコースに行けとかメイクアップタイム作れとか、たかが知れてる。
なにより、裁判をやり直して、その場で弁護士やジャッジに注意されたからって態度を改めるような人は、そもそもオーダー違反しないでしょう、最初から。たぶん。弁護士や裁判所まで行かないで作ったプランだって、守る人は守るし、守る気のない人に何を言っても無駄だと思うし。
だからといって、お金をかけて精神削ってオーダーを作ったことが全くの無駄だとは言いません。なんらかのルールがあるのとないのとでは、全然違う。なかったらやりたい放題になってしまう、ルールがあるだけでも抑止にはなるし、違反した!って言えるので。
せめてケアルーティンを確立する、ホリデーの過ごし方を決める、誕生日や母の日父の日に会えるようにする、クリスマスに必ず会えるようにする、日本に帰国しやすいようにルールを作る、などは大事だと思います。さすがに帰国阻止されたら、弁護士はもう少しまともに取りあってくれるはずですので。メイクアップタイムも。
それに…たぶん、大部分の人は裁判所命令には従うと思うんですよね…普通はね…
DVがある場合、仕返しが怖い、波風立てたくない、って言う気持ちはよく分かります。私がそうでしたから。でも、最初からDVがありましたって言うのはどんどん押して行ったほうがいいですよ。ウソをつくのはダメですけど、本当にDVがあるのなら、それを使って自分に有利な結果に導いた方がいい。それに、あとから言っても、なぜ最初から言わなかったのかって逆に嘘じゃないかって疑われるかもしれません。
財産分与は別ですよ、もしこれをちゃんとやらなかったら、弁護士さんに言えばちゃんとやってくれるはずです。一回パッとやって終わりだし。ただ、長々と支払いが続くような内容にしてしまうと、グダグダになるかもしれないので、お金のやり取りがサッと終わる方法を探したほうがいいと思います。
あと財産分与でもう一つ。本題からズレますが。
私は、昔は家を売ってお金にした方がいいっていう考えだったのですが、今更ながらシンママで持ち家なしのまま老いていくことに不安を感じています。スーパーやペンションがあると言っても、レント払い続けるとなると出費が嵩む。かと言って家を買えるわけでもなく。できれば、財産分与で家を手に入れる方法を考えた方がいいような気がしてます、今は。