今日は
先日
実家に帰っていた話を
書きます。
私の両親は
なかなかハード過保護な母と
おちゃらけと誠実さが同居する父。
父は
『義理人情や～』
と言って、
任侠映画が好きで
私が小さい頃からよく観ていました。
（でもどこにでもいる普通のおじさんです。
最近、志村けんさんに顔が激似。）
そんな任侠映画は
「大嫌い」っとはっきり
ばっさり切り捨てる母。
私が子どもの頃には
わからない父と母の
すれ違いがあったんでしょう。
うちは田舎で、
祖父母も隣の母屋で暮らす実家。
本家、新家、母屋…
が家の周囲にあり、
みんな父方の親戚が
住んでいるようなところ。
うちは、
祖父が起こした自営業で、
そこに母のみが手伝っている
といった環境でした。
母は、
超ハードボイルドな祖母に
いろいろカラマれていたようです。
（昔むかしはね）
母からみれば
義理の両親と
仕事も生活も一緒。
私なら、
たまらーーんと
逃げ出したくなるような生活です。
（義理の両親がどんなにいい人でもね。
実際、主人の両親は良い人達ですよ！
一応言っておきますが
）
まあ、
でもよくあることで、
父は自分の母（祖母）の味方。
今なら、
それがどうかは父に言えますが、
子どもの頃には
よくわからない。
母も辛かったと思います。
今になって
わかります。
だって、
その時は私にとっては
ただのおばあちゃんですから。
嫁姑は
いつの時代も
困難な関係です。
そして、
人って
同じような経験をして
初めてその人の
考えや気持ちが
わかる。
どんなことでもそうですよね。
私は
自分が離婚して
離婚することの
大変さがわかる。
気持ちも、
金銭面も、
環境も、
世間体も、
自分自身のこれからも、
いろんなことを感じ、考えた自分だから
同じ立場の人の
状況や気持ちが
全く同じではなくても、
少しはわかる。
私は
子どもと離れたから
子どもと離れて暮らす人の
気持ちがわかる。
子どもを4人生み育ててるから、
妊娠すること、
出産すること、
子育てすること、
の大変さや喜びや
心配がわかる。
子育てしながら
仕事をするから
仕事をする人の
気持ちがわかる。
結婚してるから、
結婚って
時に過酷で、
時に幸福で、
時に孤独で、
時に成熟だと
いうことがわかる。
みんなみんな
自分が経験してきたことから、
相手を知ろうとする。
相手を思おうとする。
相手を大切にしたいと思う。
いろんな経験をすることが、
人間味が増し、
人間深さが出、
その奥深さに周りは魅了される。
私の両親は
私が離婚することを伝えた時
とても混乱していました。
取り乱していました。
3人の孫に会えなくなることを
一番哀しんで哀しんでいました。
でも、今は
娘の私を応援してくれています。
私の生き方を在り方を
そのままわかってくれています。
世間体を大事にする両親を
疎ましく思っていた思春期の私。
でも、
世間体より何より
今の私を応援してくれている両親に
心から感謝します。
だからこそ、
私も、
どんなことがあっても
我が子の味方でいようと
思う。
人は
自分が同じ立場になって
初めて理解できる感情が生まれる
生き物だとするなら、
私の両親がそうしてくれたように
私も
子ども達に出来ることは
子ども達の味方でいることだけだと、
それが全てだと思います。
