久しぶりに小説を読み終えた。
いつも、移動中の電車の中でしか読まないのでなかなか読み終えない。
今回読み終えたのは、浅田次郎の『椿山課長の七日間』である。
- 浅田 次郎
- 椿山課長の七日間
高卒のデパートマンがバーゲン初日に過労のために死んでしまう。
突然の死のために思い残したことがあり、現世に7日間の期限付きで
よみがえる。ただし、元の姿とは似ても似つかない美女となってよみがえるのである。
そこから始まる人間模様、浅田次郎ならではのコミカルに描かれているが、
涙があったり考えさせられることがあったりである。
一フレーズが妙に印象に残っている。
「自己主張は権利だが、自己表現は義務である。」
妙に引っかかる。自己主張ばかりは嫌われるが、
無反応無感動であったり、何を考えているのかわからないのも
嫌われるであろう。
でも、表現と主張のボーダーラインはどこであるのであろうか・・・・
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