好きなのに…
彼さんの欲求を受け入れられない
そんなジレンマがここ最近あるのです。

彼さんとのデートの場所や
デートにかける時間の長さが
変わって約8ヶ月ほど経ちました。

彼さんは愛情表現がオープンな人。
すぐ側に見知らぬ他人がいても、
私との会話の中にサラサラと

「土曜日はまったりとラブラブしたね」云々と普通に話が出来る人。

一方私は彼さんとは正反対な性格。
だから、無いものがある2人は、
刺激しあえてよのだと思っています。

けど…。

話しを戻すとデートの形態が変化したのです。

以前は、週1回半日ほど、ホテルに籠りプチ新婚夫婦のようなデート体系でした。

誰も居ない、私にとっては安心の領域で、恥ずかしがり屋の私が恐る恐るsexだけではない、色々な羞恥心や世間体を脱げる場所で唯一素直な自分を表現できる場所でした。

それほど、周りの目が気になる私なのに、ラブラブの伴わない、お茶だけデートもしたいと考えていた贅沢な時代でした。

そして今、月4回だったプチ新婚夫婦デートは月1回となりました。

残りの3回もしくは2回は、
以前の『土曜日会ったけど、また会いたくなったからサクッとする?』の
ちょい足しのバージョンが導入されました。

なので、私的にはきっと彼さんが足りなかったのでしょうね。
自然に月曜日や火曜日に「お茶だけでいいから…会いたいの」のおねだりが定着されていきました。

でも、やっぱりほんの1時間ほどお茶だけなんです。当たり前だけどね。

私は彼さんにピッタリとくっついていたい【ひっつき虫】です。
だからといってバカップルみたいに見えるのは絶対にイヤなのです。

私はTPOをわきまえない人を見ると虫酸が走るほど嫌悪感を抱いてしまうのです。それはとりもなおさず私自身がonと offをわきまえたキチンとした人で在りたいと思っている人だからなんですけどね。

なので、昨日私はやらかしてしまったのです。
前置きが長かったけどこれからが本題です。

お茶を飲み終わり明るいビルの通路を歩いている時に彼さんがキスをできる瞬間を狙っているのを気づいてしまった私は、自分の中の防御スイッチがONになりました。

そして、とある商業施設のちょっと長い時間のエレベーターの中で私にキスをしようとした彼さんにおもっいっきり抵抗をしてしまったのです。

前記しましたが、他人に迷惑かけてないし何をしても自由じゃんの馬鹿ップル(シングルでも)を受け入れられない私です。

軽い気持ちだったはずの彼さんにめちゃくちゃ大きな抵抗をしてしまいました。

エレベーターを出た彼さんはポソっと言いました。「監視カメラに映っていたら通報されたかも』と…。

確かに!私は抵抗中に彼さんのバッグに手の甲をぶつけたのかアザになってるし…。

数年前のように、ちょい足しで…とするほど私たちに体力は無いし、そんな事でホテル代を使うのも勿体無いと考えてしまう熟年の私たちです。

キスしたいですよ、して良い所ならね。

これが私のジレンマです。

私だって彼さんが好きだし、なんなら彼さん以上にそんな事を頭の中で考えている私です。

毎晩お布団を並べて寝る彼さんご夫妻と違って、ほんの小一時間だけしか彼さんの隣りにいられない【ひっつき虫】の私です。

行動に示さないから愛情がない訳ではないのです、理性が働いただけの大きなジレンマの私です。