入院3日目

 

 今日は、気持ちがなんだかしぼみがちでした。まるで、雨滴にしたたるヒルザキツキミソウのような気持ちです。汗

 

 看護師さんに、「前回よりもしんどそうだね」と言われてしまいました。自分でも、理由が分からなかったのですが、先生に訊いたところ、答えが判明しました。

 

 摂食障害は、低体重・低栄養でも動けてしまうことに特徴を持つ病気です。その際、摂食障害の方達には「脳内麻薬」が分泌されています。例えば、30キロ台前半の人がいたとしたら、その人は体力がなく、寝たきりの状態になるのが普通だと思われます。しかし、摂食障害はその状態に対して、「脳内麻薬」を分泌することにより、動き回れてしまうのです。

 

 私も脳内麻薬を分泌していたようです。点滴で一気に栄養が身体に行き渡ることにより、本来の身体のだるさやしんどさ、またそれに伴う気分の落ち込みなどが現れたのでしょう。本当に、身体のメカニズムは面白いなあ……と思わされます。

 

 また、前回よりも、体重がある状態での治療のスタートなので、落ち込んでいたというのもあります。回復のためには、体重増加は避けて通れませんが、1日に1~2キロ増えていくこの治療では、毎日ドキドキしてしまいます。DASH!

 

本日のお昼は、このようなものでした。

 

・ご飯

・フルーツオレンジ

・白身魚カレー風味揚げ ボイルアスパラ付き

・肉じゃが

・めかぶ胡瓜

 

主食のおかずや他のおかずも完食しました。ご飯は少し残してしまいました。病院食なので、「カレー風味」など、比較的味の濃いものはテンションがあがります。

 

夕食は、以下のようなものでした。

 

・鶏のハーブパン粉焼き ピーマンソテー付き

・冬瓜コンソメ煮(ベーコン)

・和風コールスロー

 

 夜になると、私は病気の声が弱くなります。そのため、夕食は完食することができました。

 

 本来なら、恐ろしさと闘うことがないのが普通なのに、悲しいですね。しかし、母からもらった手紙にも、「乗り越えられない試練はない」とありました。

 

 食べることや体重増加と向き合うことは辛いけれど、一歩一歩、頑張ってみようと思います。