高血糖と高インスリンはアルツハイマーに関与 | 心と体と食と。

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血糖値スパイクを起こしやすい体質とどう向き合っていくか、試行錯誤の記録を記したいと思います。

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「アルツハイマー病 真実と終焉」というデール・ブレデセンが書かれた本を随分前に読んだのですが、内容が小難しかったので後で読み返せるようにノートにまとめていました。

 

 

 

 

最近、また気になって復習していたのですが、本の中ではアルツハイマー病のタイプがいくつか分類されていました。

 

その中に炎症性萎縮性を両方同時に発症する「糖毒性タイプ」というのがあります。

高血糖を抱える身としては見過ごせません。

 

 

炎症性はアルツハイマーのなりやすい遺伝子を保持しており、脳内で炎症が促進されやすい。

 

萎縮性も同じくリスク遺伝子を保持。炎症タイプより発症に10年ほど猶予がある。

他には、以下のホルモンの不足→甲状腺ホルモン、副腎皮質、性ホルモン各種。

ビタミンdの減少、インスリン抵抗性もしくはインスリン低値、ホモシステイン値が高い。

 

 

 

糖毒性タイプの特徴

 

◯血糖値が慢性的に高い。タンパク質の糖化。炎症(炎症性と同じ)

◯高血糖に由来するインスリン抵抗性

◯シナプスの生成と破壊のアンバランス(炎症性萎縮性と同じ)

 

 

防止策としては、とてもシンプルに

 

1、食事から炎症を促進するものを取らないこと。(グルタミン酸の過剰、グルテン、カゼイン、植物毒各種)

2、一度に摂る糖質量のバランスを考え、食間を空けないこと。(食後高血糖を避ける。低血糖、副腎疲労の回避)

3、栄養の不足が起こらないようバランスの良い食事をとり、不足はサプリで補う。(栄養素の欠乏を防ぐ)

 

以上に尽きます。

 

本をよくよく読んでみると結局のところ、アルツハイマー病は遺伝子にリスクあろうがなかろうが、条件が揃ったまま数十年キープしてしまうと発症は別段不思議なことではない、ということがわかります。

現代人は発症リスクがものすごく高い食生活、習慣の中にいると言えます。

アルツハイマー病はいきなり降り掛かってくる不運ではなく、毎日の選択の積み重ねが作る病気と言えましょう。

ある程度のコントロールが可能、とも言えるかと。

 

糖尿病自体がアルツハイマー病発症の要因なので、

すでに糖尿病の診断が出てしまっていたり、高血糖の問題を抱えている方

ヘモグロビンA1cの値が芳しくない場合ダメージは健常人よりは確実に抱えていますので、

一食一食、危機感を持って血糖コントロールと酸化ストレスの対策をするのが良いと思います。

 

これも、〜ねばならぬ、と重く捉えるのではなく

毎食を集中して用意することは、自分を大切にするための作法と思って行うのが

継続のために必要なことと思います。

食事のありがたさ、自分を丁重に扱うことの大切さに気づきます。

 

 

 

※こちら、情報量が多いのでブログではかなり要約して記述しております。

もっと詳しく勉強したい方は本がおすすめ。分厚くて文字数も多いです。