子どもを抱き頭を抱える母

 

先日

2歳になる女の子を持ち

フルタイムで

お仕事も頑張っているお母さんと

お子さんの話をしていると

 

お母さんご自身の話になり

 

「私ってダメだなって」

「○○しちゃってー」

 

となにやら元気がない様子

 

 

こんにちは。

ご訪問ありがとうございます ^ ^

 

小学校教員から法務教官

(少年院等の教官)を経て、

現在は臨床心理士・公認心理師として

 “子どもの育ち”やお母さんを

サポートしている 

しらはた りこ です   クローバークローバークローバー

 

 

 忙しい朝のできごと

 

お話によれば

出勤前の忙しい時間帯に

お子さんが

飲み物をこぼして服を汚してしまい

 

それがいつものことなので

強く怒ってしまったことや

 

濡れてしまった服を拭いてあげる手に

いつも以上に力が入り

 

拭いているというより

叩いてしまっているかのような状態だった

 

とご自分を責めていました

 

また

その時の

お子さんは自分をこわがっていたとも…

(お話の一部は変えています)

 

 

 

 叱り方がエスカレートしてしまうとき

 

このお話をきいて

私は

自分の子育てにおいても

同じような場面があったことを

思い出しました

 

言ったことが通じない

ダメだと言ったことを繰り返す

何回言ったらわかるのだろう

 

そんな思いの中で

叱っていると

 

だんだん

叱り方がきつくなり

拭いてあげる手が

乱暴になったり

 

荒々しく

モノを片付けて

モノに怒りをぶつけて

しまったり…

 

そして

冷静になると

 

あんなに怒ることはないのに

と気づき

 

怒ってますオーラ全開で

要らない圧力を

子どもにかけてしまったと

自己嫌悪していました

 

うつむきながら話をする夫婦

 

 

 「自己嫌悪」「自己否定」ではなく、ご自身へのOKを

 

当時の子育て中の自分には

わからなかった感覚ですが

 

後に

心理士になって

たくさんの親子さんのお話を

うかがうようになって

わかったのは

 

お母さんが

自己嫌悪したり

自分はダメだなと

思っている場合は

 

実は

お母さんは

かなりいろいろなことに

頑張っている状態だと

いうことです

 

多くのことをこなそうと

頑張っていらして

そのうちの一部分を

ピックアップして

自己嫌悪している状態

なのです

 

冒頭の

お母さんも

仕事もしっかりとこなし

二番目のお子さんを妊娠していて

上のお子さんが熱を出したとなれば

迎えにいき…

 

と本当にがんばっている方です

 

 

 

そんなお母さんに

必要なのは

 

「自分はダメだな」

ではなく

 

「忙しい中

一生懸命に仕事や家事をこなし

子どもと向き合っているね」

 

「朝の忙しい時間は

ちょっと厳しくなっちゃうけど

その後

気持ちを切り換えたよね」

 

「お疲れ様」

 

「よくやっているよ」

 

 

などの

ねぎらいと

いたわりの言葉

 

そして

頑張っている自分に

OKを出すことだと思うのです

 

 

 自分にOKを出す効果

お母さんが

自分にOKを出せる

 

つまり

ご自分を肯定できると

 

夫にも素直に○○手伝って

と言える

 

子どもに

必要以上に厳しくならない

 

自分を責めないので

「まあいいか―」と思える場面が増える

 

子どももゆったりできる

 

と良い循環が回り始めます

 

ご自分のためにも

家族のためにも

ご自分を責めずに

OKを出してあげてくださいね

 

 

 

 

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