1914(大正3)年12月18日、東京駅が完成し祝典が執り行われました。
毎年12月18日は、東京駅完成記念日として制定されています。
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(出典:LIVE JAPAN PERFECT GUIDEのサイトより)
2012年には保存・復原工事を終え、当初の壮麗な姿が蘇った東京駅。
首都のシンボルであり続ける駅舎の歴史を紹介しましょう。
東京の玄関口として1908年に建設工事を開始し、6年もの歳月をかけて1914年に
長さ約335mにも及ぶ鉄骨レンガ造りの3階建ての東京駅が開業しました。
正面に皇室専用玄関を設け、南側のドームが乗車口、北側のドームが降車口とされ、
駅前は広大な広場が作られた。外壁を彩る仕上げ用の赤レンガは90万個を超えたといいます。
東京駅開業から1年後の1915年、東京都丸の内駅舎内に東京ステーションホテルが開業。
客室数56室、バンケットを備えたヨーロッパスタイルのホテルは、
壮麗な建築と最先端の設備で当初から連日満室の盛況でした。
2006年から駅舎の保存・復原工事と共に一時休館し、全施設を改装して
2012年に再び開業しました。
設計を行ったのは建築家・辰野金吾。イギリス留学の経験をもつ、日本における西洋建築の
パイオニアです。駅舎の設計期間は8年に及び、乗車口や中央郵便局、皇室専用玄関などを
ひとつの建物にまとめあげ、3階建てに設計されました。
戦災により駅舎の象徴的だったドーム屋根や外壁、3階部分が損壊。
戦後、厳しい財政事情により、創建当時の駅舎再建は許されなかった。
焼け残った2階建てのまま丸屋根を八角屋根に変更するなど応急的な復興工事が行われました。
2003年に日本の重要文化財に駅舎が指定されたことで、2007年より丸の内駅舎の
保存・復原工事がはじまりました。
解体して立て直すのではなく、1・2階の既存レンガや内蔵鉄骨、外壁などは可能な限り
保存・活用し、2階建てを創建時の3階建てに復原を行い、戦災で焼失した丸屋根の
南北2つのドームが蘇りました。
丸の内は16世紀には江戸城(現在の皇居)の敷地内にあり、城へ勤務する人が屋敷を
建て住んでいた場所で100年前には兵営となり兵舎が移転した後は野原となっていました。1914年に東京駅が開業すると、丸の内の開発に一気に拍車がかかり、1923年に
「丸ビル」が完成。その後のオフィスビル形態に大きな影響を与えることとなりました。
辰野金吾の師匠、イギリス出身のジョサイア・コンドルの設計により、1894年に丸の内で
最初に建てられたレンガ造りのオフィスビルが「三菱一号館」です。
1968年に取り壊されたが、2009年に創建時の姿を忠実に復原し、2010年に
「三菱一号館美術館」としてオープンしました。
東京駅の南口に建てられた東京中央郵便局。現在姿を残す旧局舎は1931年に竣工しました。
大正、昭和時代には地下通路を通じて東京駅との間で郵便物のトロッコ輸送が行われ、その後、
旧局舎は「JPタワー・KITTE」の低層棟として一部を保存・再生。
郵便局長室が復元され、休憩スペースとして一般公開されています。
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ひと昔前では、東京のおみやげと言えば、東京タワーのミニチュアや
下の写真のようなパタパタカレンダーがメインだったそうな。
手前に描かれているのは霞ヶ関ビル。当時は国内一の高さを誇っていたそうです。
よく見ると富士山までが描かれています(笑)。
この頃の東京を知っている方からすれば、かなり様変わりしたんでしょうね。
Aucfreeでオークション出品
されているものの写真です。
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