家では英語のみで生活をしている我が家。
先日、私の実家に泊まった時の事です。
私の母が娘に『桃太郎』を読んで聞かせてくれました。
日本語での読み聞かせは保育園でたっぷりやってもらっているはずなのですが、意外なことに『桃太郎』を聞いたことは無かったようです。
私の母
「むかしむかし(中略)…
おじいさんは山へ柴刈りに…」
長女
「柴刈りってなに?」←(英語で)
私
「木の枝を拾いに行ったんだよ」←(英語で)
私の母
「おばあさんは川へ洗濯に」
長女
「なんで川?洗濯機は?」←(英語で)
私
「昔だから洗濯機は無いの。川の水で洗わなくちゃいけないの」←(英語で)
以下、私の母と娘の会話は日本語で、私と娘の会話は英語です。
私の母
「…大きな桃がどんぶらこどんぶらこ」
長女
「桃!!桃が流れてくるの!」(大爆笑)
私の母
「…桃から元気な男の子の赤ちゃんが」
長女
「桃から出てきたなら、小さいね。おててくらいだね。お人形さんかな」
私の母
「いや、大きな桃だから普通の赤ちゃんの大きさよ」
長女
「なんで!!桃から赤ちゃん出てくるの?本物の?そんなにおっきい桃なの?」(しばらく大爆笑)
と、こんな感じで全然進みません。
長女
「お母さん!この話面白すぎる!桃から赤ちゃんが出てくるんだって」
と、眠かったのもあって笑い転げています。
桃太郎って、そんなに面白い話だったっけ?
と思いながら見守ります。
私の母
「桃から生まれた桃太郎と名前をつけ…」
長女
「ももたろうー!!」(大爆笑!!)
その後もきび団子が何か気になり、その団子で動物が仲間になることに大爆笑し…。
長女
「お母さん、きじってなに?」
私
「鳥の名前だよ。綺麗で強い鳥」
長女
「あぁー。鷹だね」
私
「違うね」
と、終始こんな感じでした。
それでも何とか最後まで書き終わった長女。
長女
「桃太郎、すっごく面白かったまた聞きたい。今度はお父さんにも聞かせてあげよう」
と満足したようです。
しかし感想は
長女
「でもさ、いくら昔だからって桃から赤ちゃんは出てこないよね。物語だよねー」
…何だか上から目線です。
大人っぽい事を言ってみたい年頃ではあるのですが、ほのかに桃太郎をバカにしてる?
いや、おそらくそんなつもりは無いのでしょうが何だか想像していた反応と違います
それよりも長女、日本の昔話に出てくる単語の理解力が低すぎます。
うちでは主人が絵本の読み聞かせ担当なため、比較的簡単に英語版が手に入る『赤ずきん』や『3匹のこぶた』などは聞かせたことがありましたが、日本の昔話は盲点でした
『桃太郎』って日本で生まれた育ったら一般教養レベルだと思いますし、知らずに大きくなるのはマズいです
とりあえず次は『かぐや姫』?『浦島太郎』?
少しずつ、日本の昔話にも触れされてあげたいと思ったのでした。