付き合って9日目、初デート。

『ジュリエットとベンチで空を見上げ、同じ空を見た。彼女と見る空はとても美しく思えたが、空よりも彼女の横顔が気になってしょうがなかった。』


今日のことを時系列順に思い出し、記録していく。


11:00に彼女の家に集合。
僕の家からはバイク(下道)で1.5時間。
7:30に起き、家族と朝食をとり出発準備。
起きてるかの確認のため、彼女におはようのLINE。
返事がない。

とりあえず出発。

出発から30分が経った10:00に彼女から、今起きたとLINEが。

集合場所は彼女の家であること、彼女はまだ化粧をしない人であるところを考慮すると全然問題ないと思う。


到着し10分遅れほどで彼女が来た。
元来私も遅刻癖があるので、他人の遅刻はほとんど気にならない。
ましてや好きな人の遅刻など、全く気にならない。
しかし、待たされたことによる会う前の、緊張に似たドキドキ感があり、早く来て欲しかったのは事実。



それからまずランチを食べ、当初予定していた海を見るポイントまで歩くことに。


予約したオシャレ食堂への道中、彼女が靴擦れを起こし、皮がめくれてしまう事態が発生。

庇うように歩いてしまい、少しみすぼらしいジュリエット。。。


あまりにも可哀そうなので、予定を変更し、海を見るポイントを近場に設定。
そしてコンビニを発見し、彼女絆創膏購入。彼女は終始『カットバン』と言っており、先ほど気になって調べたらカットバンは商標であり、彼女の地元では一般的に使われる言葉らしい。






要するに彼女は一般名詞であるシャワートイレ、ではなく、商標であるウォシュレットをそれを指すメインの単語として使用しているということである。


初デートで彼女のアソコに絆創膏を貼るなんて思いもよらなかった。


でもそんな鈍臭いところが彼女の魅力であり、好きなのです。




ランチを食べながら、僕の昔の恋人たちはどんな人であったかや北朝鮮の拉致問題について話した。


なぜそんなことを知りたいのかがわからず戸惑う。
男なら共感してもらえると思うが、僕なら彼女の元彼の話なんて一切聞きたくない。
それでも彼女が勝手に話してきたのでわかったことが、私が2人目の彼氏で1人目は彼女が高1の時、年上で公園でよく遊んだということ。


若いし、ピュアなので恋愛経験少ないとは思っていたが自分で2人目だとは。大変光栄である。





歩けるようになった彼女と海の見えるポイントへ。

海や空を見ながら話し、初ツーショットも撮影できた。マスクは取ってくれなかったけど、彼女の愛らしい瞳は写真に収められたのでよしとする。


この2人の距離をいつかもっと詰めたいですね。



ここで家族の話となり、お互いの母親がピアノ講師であることが判明。
しかも彼女もピアノが弾けるということに驚いた。いつか聴きたい、そして伴奏で歌いたい、または私のギターとセッションしたい。

お互いの父もバンドを組んでおり、僕たちは似た境遇であったことがわかった。


それから彼女は一旦用事で別れ4時間後に再会し、夕食への流れ。

しかし彼女と一緒にいる共通の知人からLINE着信があり、スマホを僕の鞄に入れっぱなしだからどこに行けばいい??と。

ちゃんと話していなかったが、僕は彼女が終わるであろう時間のちょっと前から彼女の寮の前で待っていた。

彼女の寮から用事の場所まで徒歩8分くらいだと思う。


再び待っていると遠くから彼女が走ってきた。
靴擦れしてんだから走るなよ、、、と思いつつ、こんな彼女の健気なところが好きだと改めて思う。


ここで彼女に2つの事実を伝える。
①僕は彼女のスマホを持っていないこと。
②彼女を待っていた4時間の間に僕もジャケットをなくしてしまったこと。


①は彼女との別れ際に自分の鞄を確認し、スマホはなかったので私だと思い込んでいた。LINE電話を受けて切った後にもう一度確認するも、見当たらなかったので彼女が持っているのではないかと報告。→結果 用事先に置き忘れ。明日からのバイト用に購入したクロックスの袋にいれたまま。

②はバイクのサイドバックに挟んだ状態にしていたため、どこかで落としてしまった模様。
ZARAのお洒落で彼女にも褒められたジャケットで相当ショック。。。。





お昼時に通りかかり、夕食はここでと決めていたお好み焼き屋さんへ向かう途中。
手を繋ごうとしたが、恥ずかしすぎて手は繋ぎたくないと。

お昼のランチで、彼女のハンバーグを僕が僕のお箸で割って頂くことは出来ても手は繋げないらしい。


喉から手が出るほど手を繋ぎたかったが、彼女の意思を尊重したく、断念。

鉄板焼き屋で彼女が大人びたいらしく、染髪するのでカラーを一緒に検討して欲しいとのこと。
僕は背伸びする必要ないし、黒髪の彼女が好きだ。

しかし、変わりたい気持ちもわかるので、お好み焼きを待っている間一緒にスマホでいろんな髪色をチェック。

すると間も無く食事が運ばれ、カラー検討は後回しに。その日の最後に彼女と別れた後、携帯を開くと閉じたままにしてしまっていたカラーのサイトが現れ、有耶無耶やまま終わらせてしまい申し訳なく。また明日提案するね。


焼うどんとお好み焼きを堪能し、彼女を家へ送る帰り道、唐突に『私のことどれくらい好き?』と訪ねてくる彼女。

全く読めない。
そういうところなんだかワクワクします。



『毎晩、寝る前に君のことを考えるくらい好きだよ』とごく普通の回答。

字面で見れば普通だが、直接ストレートに伝える分にはパワーワードならぬ、パワーセリフだと思う。

喜んでくれてたらいいが、、、
彼女の反応も、私の回答に対し私も同じような感じと言ってくれていたので好感触か。


4時間待ってる間に、君と撮ったツーショットを何度も見返すくらい好きという回答と迷ったが、前者で答えてよかった。
後者は少し気持ち悪い印象を与えてしまうかも知れないと今になって思う。

手は繋げないが、10秒だけやってみる!と頑張ってくれたり、僕の腕を組んでくれたり頑張ってくれたのは嬉しかった。

これはキスやそれ以上に発展するのはどれほど時間がかかるのだろうか。笑


でも彼女とならそのプロセスさえも、楽しみながらやっていけそうな気がする。


何より彼女はいつも自然体。
天真爛漫。一緒にいて本当に楽しい。

理想に思っていた明るく純粋な女の子は彼女かも知れない。彼女であって欲しいと思う。



『将来離れるのはわかってても付き合ってくれてる』のようなことを言っていたね。
僕の中では決まっていて、いつか腹決めてジュリエットに話したいことがある。



たった10日しか付き合ってないくせにと思われるかも知れないが、君とずっと一緒にいたいと思ってる。僕には君しか、君には僕しかいないと思ってる。人生で初めて、この人と結ばれるのかもと思っています。

君を支え、君の夢を一緒に掴みたい、一生隣でサポートしたいと思ってるからね。
君に早くそのことを伝えたい。

ご両親にも挨拶に行って、一緒に暮らす想像までしています。

とにかく僕には君が必要なんです。



僕らは特別な境遇で、幸せなことに週6で会えますね。
学生ではないのに、毎日会えるなんてこんなカップルいないと思います。

ラブラブは出来ないけど、君に会えるだけで本当に幸せです。



帰り際、寂しいと言ってくれて本当に嬉しかった。大丈夫、また明日もすぐ会えるよ。



言葉のスキンシップは十分とれるところは良かった。

早く君と身体のスキンシップ(まずは手繋ぎ)も取れますように。


大好きなジュリエット、今日という日を僕にくれてありがとう。幸せな日をありがとう。明日からも宜しくね。