看護師の娘の話です。
患者さんのルートキープをしている時にその方が暴れて、血液が娘の手に付着したそうです。
その方はC型肝炎患者。
娘の手には直前にできた切り傷があり、血液はその切り傷にかかるかかからないか微妙なところだったそうです。
C型肝炎の潜伏期間は2週間から6カ月と長く、事故があった日から定期的に血液検査をすることになってしまいました。
B型肝炎だったら予防ワクチンがあるみたいですが、C型肝炎に予防薬はなくて感染を未然に止めることができず、肝臓の数値を見ながら半年間過ごすことになるようです。
感染がわかり次第治療が始まりますが、早期に治療開始すればウイルスを除去することも可能みたいです。
そこでいろいろ考えてしまいました。
娘は今のところ数値は大丈夫なので普通に日常生活を送ってます。
でも彼氏との濃厚接触はしないように気を付けているのと、私との接触も配慮してくれています。
おそらく、世の中には感染に気付かずに生活している人が存在しますよね。
肝炎は感染経路不明な患者さんも多数いるようです。
感染に気付いていない人から他の人へ感染が広がるってこともあるんですよね。
怖いです。
沈黙の臓器と言われる肝臓は症状が出にくいため、気付いた時には慢性化→肝硬変→肝臓がんと進んでしまう可能性があるみたいです。
B型肝炎の場合、キャリアの40~50%は性行為による感染とか。
肝炎だけでなくHIVも同じで、知らず知らずのうちにキャリアと接触しているかも知れません。
特定のパートナー以外との性行為や、アプリで出会った人との性行為にはリスクがあることを知っておかないといけないですね。