近所の三ヶ島街道の旧道・新河岸川の福岡河岸場跡に至る河岸道は石畳になっていて

好きな街並みで雰囲気良いです。

回漕問屋・福田屋(福岡河岸記念館)前の坂の途中にあるお地蔵さまは

茂兵衛地蔵と言います。

自分が地元の歴史や郷土に興味を持ち色々と調べるキッカケになったお地蔵様です。

上福岡市史や富田竹雄氏著書『ふじみ野風景物語』を読んだり、各々の資料や本を読んで分かった事があります。

茂兵衛地蔵について調べてみると…

ちょっと悲しい悲話というのか…今となっては真偽不明ですが

富田茂兵衛さんと云う人物が

𡋽の中福岡村分の土地を持っていて諸説あるが

１７４９年に富田茂兵衛事件が起こったと歴史資料館の年表に書かれていました。

その後、その土地に祀られていたお地蔵さまだったようですが

回漕問屋・江戸屋(吉野家)がここで商いするので丁重に祀り仏壇内にも他人である茂兵衛さんの位牌などあったそうです。

これは江戸屋が長年、茂兵衛さんと思われる夫婦を地先祖として奉祀し祀ったと思いました。

※三芳町史・民俗編に他人がその土地を訳あって入手した経緯やその後に起こった事から

地先祖として江戸屋にとっては茂兵衛(さん)地蔵なのかと…

他の市史などには、こういった事？は書かれていませんでしたが

三芳町史読んでいて、なるほどな～と思いました。

茂兵衛さんの伝説などは江戸屋の分家筋の御年配の方に改めて伺った際、教えて頂きましたが上福岡市史民俗編に収められている内容通りの事が親から口承されて代々言い伝えられていたそうです。

※自分が茂兵衛地蔵前でお参りしていたら後ろの文庫蔵脇の勝手口から新しい卒塔婆の交換などで関係者登場で驚きましたがお話ししつつ少し手伝ったのは良い想い出です。

仏花も絶えず供えられていて卒塔婆や赤い毛糸の帽子や涎掛け？も真新しくなっています。

お参りしてて気づきましたが…

二本も飲んだら悪酔いしそうですが…ｗ

ちょっと飲んでみたいと思いました。

お地蔵さまにお酒を供えるって…どうかな？と思いましたが

酒呑地蔵ってあるのですか～♪

今日もご覧頂きありがとうございます。

ストロングなお供え？