加計呂麻Days | RikiStyle

加計呂麻Days

そんなわけで6日の午後にフェリーで加計呂麻島へ。

ここも12年前に一度来たことのある島。

でもその時はわずかな時間、一部見ただけだった。

 

実は今回もちょっと気になった物件を

チラ見してすぐ奄美大島に戻るつもりだったんだけど

結果的に2泊することに。

 

というのも

今回の奄美大島での大きな目的はサーフィン。

でも波の安定しないこの時期

今回は僕の滞在中あんまり波がなさそう。

天気図を見てもサイズアップの傾向は見られない。

 

ってことで当初は前半がっつり奄美でサーフィンして

後半に島巡りの旅をしようと思ってたのを

波の期待できない前半に繰り上げ

先にフェリーで南下の旅をすることにした。

 

しかも8日には自分で修繕した

カタマランヨットの上で船上生活をする友人が

奄美大島に戻るタイミングで乗船させてくれ

シークレットな入江に寄ったりしながら

誰もいない海で潜ったり遊んだりするのだという。

これは行かない選択肢はない。

 

ならば、と。

9日の早朝に奄美大島の

名瀬港から出向するフェリーに乗ることにして

加計呂麻島に6、7日と2泊して

8日に名瀬泊というプランにする。

 

天候とその時の良さそうなプランに随時調整して

出会いや出来事に流れ、流され導かれるスタイル。

 

到着した6日は

加計呂麻でカフェをしていた

友達のお家にお世話になる。

そこに来ていた家主のご友人たちとともに

港までお迎えに来ていただく。

 

んで僕は車借りて隣の集落の海に潜りに。

満足したらお家に戻って

今度はそんな彼らが帰るってので家主が港に見送りに。

んで今度は共通の友人が港に到着ってのでお迎えに。

 

なんとも小さな島の静かな集落で忙しくも人の出入りが。

その間、娘ちゃんと一緒に遊んで帰宅を待つ。

 

そしてみんなで夕食を食べ

談笑を楽しみ、就寝。

 

 

7日

朝、こっちにきて初めての雨。

と言っても通り雨だけど。

なので素敵な虹が!!

 

ちょっとダブルレインボーな感じ♪

 

んですぐカンカン照りの真夏に。

 

友人たちと潜りに。

そして昼に僕は一旦奄美大島に戻ることに。

そもそも加計呂麻に2泊もする予定じゃなかったから

レンタカーを8日の昼に返却する契約だったのだけど

8日もがっつり海で遊ぶことになったから

その時間には返せない。

ってことで少し早いけど時間のあるこの日に返しに行くことに。

 

フェリー乗って奄美大島に渡り

港に停めていた車を名瀬のレンタカー屋に返却。

たまたま仕事で加計呂麻から名瀬に来ていた

お世話になっている加計呂麻の家主と合流し

ランチして、ちょっとプラッとして

古仁屋で用事をすませ

奄美大島の幼稚園に行っている娘ちゃんを拾い

島民の足、海上タクシーで加計呂麻に戻る。

 

あっついので彼女の家の前の海にみんなで飛び込む。

 

その後とっておきのサンセットヴューがあるってことで

案内してもらい車を走らせる。

落石だらけ、道の両側の草が迫ってくる

あまり整備されていない細い山道。

猪がいっぱい。

途中で何度か不安にかられるくらいの道。

 

でもたどり着いた先からの景色はもう

 

 

言葉の不要なもの。

 

日は沈み、ドラマティックに空を染め

 

 

 

 

 

星が空に輝き始めるまで

 

 

ゆっくりとしっかりとその時間を堪能し

帰路へ。

山の細道は猪だらけ。

 

みんなで晩ご飯を食べて就寝。

 

 

8日

朝、家主はグズる娘ちゃんを起こして着替えさせ

娘ちゃん港まで送り届ける。

僕も付き添う。

 

加計呂麻の島の子は皆、奄美大島の幼稚園に船で通う。

船に乗り、フェリーの窓に張り付いて手を振る子供達。

それを毎朝送り迎えし、手を振り見送る父ちゃん母ちゃん。

母はそれを ”朝の儀式” と呼んでいた。

 

お家に戻って朝食を食べ、コーヒーを飲み

加計呂麻で一番古いガジュマルを見に行く。

400年を超えるとも言われるが

誰もその樹齢を知らないらしい。

武名のガジュマル。

 

 

森の木陰。小さな川のせせらぎ。

神秘的な大木。

太陽の下からは考えられないほど涼しい風が

そよそよと肌を撫でていく。

 

静かな時間をしばし共有したら

海賊に会いに行く。

 

指定された桟橋にそのカタマラン艇はついていた。

迎え入れられ早速出港。

 

風に乗り静かに水を切り進むカタマラン。

古代、環太平洋の島々に人類が拡散したのは

このタイプの船のおかげだとされている。

 

彼らが乗っているのは

加計呂麻に住むおじいが手作りした木製のカタマラン

一度は沈んだらしいが

それを彼らが譲り受け

引き揚げて約1年の時間をかけて修繕し

海に浮かべて4ヶ月が経つという。

海上生活も4ヶ月。

 

個人的にもめちゃくちゃ興味があるので

いろんなことを聞かせてもらった。

 

あんまり候補としてなかった選択肢だったけど

ちょっとマジで考えてみるか。こんな生活。

そう心から思えた時間だった。

 

持てるものが限られた船上での不自由さと

それゆえにシンプルで感じたことのないほどの自由。

 

風に乗って陸からではアクセスできない

誰もいない静かな湾に停泊し

そこにある空気を吸い込み

海に溶け込む。

 

ただそれだけ。

本来、それだけでいいんだ。

 

そして風さえ吹けば行こうと思えばどこへだって行ける。

そんな生活。

たまらんな。カタマラン。

 

ってしてたらイルカが見れたりして

そんな最高な時間を過ごし

風に乗って夕暮れ時に

奄美大島側の桟橋に下ろしてくれた。

 

いや、マジでちょっと自分の人生に

新たな可能性感じたわ。

新たな選択肢。

 

お世話になっていた加計呂麻の家の友人が

古仁屋の工房でチーズケーキを作っているので

お礼とお別れを言うついでに1つ購入。

 

そして笠利まで北上する友人の車に同乗させてもらい名瀬まで。

そこで一緒に夕食を。

 

僕、食べ物の好き嫌いがほとんどなくって

あえて挙げるなら

コノワタ

クサヤ

この二つはイマイチ苦手です。

頑張れば食べられなくはないけれど。

ま、普段ほとんど出会わないものたちですね。w

 

で、この日、僕はもう一つ苦手な食べ物に出会いました。

ヤギ汁。。。

まぁ、そのままヤギ肉の入った汁物なんですが

これだけはマジで無理かも。。。

動物園の匂いわかります?

あの匂い。そしてあの匂いをそのまま味にした感じ。

お好きな方もいるでしょうし

むしろ祝い事とかの時にヤギをしめて食べる

めでたい食べ物なのですが。。。

僕は無理です。。。

 

”食べ物の好き嫌いがない人間” でこれまできたのに。

悔しいぜ。。。

 

って、まぁこれもまず普通出会わずにすむメニューですが。w

 

そして友人とも解散し

僕は名瀬のバックパッカーのドミトリーに。

 

携帯の充電でもして。と思ったら

その友人の車の中に

充電器とモバイルwi-fi忘れてきたわ。。。

わー。。。

 

とりあえず翌日の目覚ましくらいまでは

電池持ちそうでよかった。

でも船に乗り込む前に買わないと。。。

 

その後、無理を言って

手広のお世話になったバックパッカーの宿主の友人に

宿に預けさせてもらっていた

僕のサーフボード1枚を持ってきてもらい

一緒に少し飲み、話して解散。

 

就寝。

 

翌朝、日の出とともにさらに南の島へ出航です。