海が恋しい季節になってきた…
(沖縄・読谷村のビーチ)
編集者なんで、、、、
というか、そもそも私はマスやSNSふくめ「メディア」をとおして流れてくる情報を
リサーチして読むのがめちゃくちゃ好きなわけですが…。
こういう方のブログを発見!し、「おお!」と思いました。
必読ですね。
私がモヤってて、ちょっと言語化できなかったことをズバリ言い当てています。
で、私はKADOKAWAを辞めるにいたったのも、この奥井さんが書いているような経緯をへて
消耗が半端なかった!
からなんですよね。
なんでしょうね…。
80人くらいの組織で本つくっていた時代のほうが、もっと「ゆるっと」していたんです。
ビジネス書や実用書の専門版元(版元=出版社の業界用語)だったのに!
けれど大きな組織になったら、まー!男性性がアホみたいに逆につよくなって、めちゃめちゃ磨り減ったんですよ。
だから「体壊す!」ってなっていったかも。。
とこの奥井さんのブログをよんで「はた!」と気づきました。
そしてですね、実は私大組織(KADOKAWA)時代、あることを手放したんです。
それはなにかというと
ビジネス書をつくることを手放した!んですよ。
(ビジネス書・実用書専門!とかいってるくせに;笑)
退社最後の半年くらいは、SNSからプロデュースした「女性向けの読みもの」「女性にフィットする著者」ばかりを担当していました。
これとかね。
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これとか
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笑顔をふやすだけで年収1500万円
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あと、アラフィフの方の本
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50代、もう一度「ひとり時間」
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女性の生き方
女性の本来のありかた
女性の可能性
・・・
そういう感じの本ばかり編集してましたね。
んで、こういうのを担当したほうが、明らかに実績になったんですよね。
増刷したりとかね。
ビジネス書は基本男性7割、女性3割くらいの市場。
まあほんと「男社会」なわけで。
そして最近はかつてより、いっそう「男性性がつよすぎ!」な本が目白押しすぎて、逆に疲れてくるようになってきたんですよ。
(年齢とかもあってついていけなくなったかもしれんが)
なんていうのでしょう。
本当に実用的なものよりも
男の「スピ」
みたいな
微妙に不思議な「論調」の本がおおくなっているような気もして。
勉強法だの
読書術だの
瞑想とか?
最強の食事とか?(読んだけど極端すぎて吐き気)
コンディションとか(もう古いか)
ほかにもなんかいろいろ…
なんというか…、、、男性性の精神性ばっかをより高めるような装丁と内容の本を目にするような気もして、
頭もこころもすごくすごく「ややこしく」なっていったんです。
てゆーかさー、最近私もこの記事で書いたんですが
「出版ってもっと自由で面白くていい」
https://ameblo.jp/rikir-hohoho5209/entry-12386187033.html
ほんと、最近のビジネス書は堅苦しいものばかりで、めちゃくちゃ面白くないとおもいます(あ、言っちゃった)。
でもね。そんな中でもベストセラーとかヒット 作とかをみていると
意外と型から絶妙に抜け出して「独自の世界を確立している」本も多い。
最近いいなあと思うのがこの本をはじめとした「問題地図」のシリーズ。
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職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方
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ごちゃごちゃは書かないが、うまい具合に
スルッと他本から抜けてるっ!
んですよ。
なのに、本当に「ため」になる。
10年前はもっとこういう本が他社からもいっぱい出てて、全体的に盛り上がっていたんです。
でも最近は「売れるから」だけで装丁から内容から「画一化」されたものばかりのような気も。
だから本屋さんいっても、つまんないんですよ(って本作っている人間が言う!w)。
んで、私もせっかく大組織を抜け出し、フリーの立場になったので
もっと自由な感じで、本とか出版とか発信を強くするような、そういうのを目指して成長していきたい人のお手伝いをしたいんですよね。
んでそもそもそういうのができる人って
楽しんでやってますから。
思いつめてないからね〜。
ほんと、本出す人って、苦心とかなくて、やっぱ
するするーーって事早く本を出すから。
力が抜けたかんじでね。
よってですね。。
「わかったぞ!」
もっと「私なりの」「私としての女の部分や」「私としての個」をもっともっと出していこうと思います。
私は愛媛県生まれの海のすきな0型の
ちょっとテキトー人間でもあるんですよ。
歴史学とか専攻してたんで
「答えはひとつ!」
とかの考えもともとないし。
(なんでかっていうと、史学やっている人は「年号とか数字で歴史を覚えない」)
本質や本物は好きだけど
1+1=0・53
とかでもいいんじゃね?
て世界観があるので、あんまりギスギスストイックに追い込むのとかもともと性にあわない。
ゆるふわやキラキラは苦手だが
「そんな感じでいいよ」は好き
「金は天下のまわりもの」(BY 井原西鶴)
と思っているし。
え!?うざい!?
わからない?
ダメ?
まー、そうおっしゃらず
でもですね、
あきらかに隙がなくなっているよ。
今の社会。
隙があるから
文化は育つ
隙がないと
エンターティンメントも
発展しない
なので、ここ1週間ちょっと追い込みすぎてたかもしれないので、
さらに脱皮します!
渡邉理香
書籍編集者/出版コーチ
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