先日こんな記事を見つけました
職人の賃上げ要請へ=デフレ脱却、人手不足解消目指す―建設業界に初の通達・国交省
国土交通省は28日、とびや鉄筋工など技術を持った職人の賃金を
引き上げるよう建設業界に要請する方針を固めた。
国交省がこうした要請を行うのは初めて。
全国に310万人いる建設関連の職人の所得を向上させ、
安倍政権が目指すデフレ脱却を後押しする。
また、待遇改善によって職人の増加を促し、建設現場の恒常的な人手不足の解消を目指す。
国交省は近く建設業界団体に通達を出し、
職人の賃金や下請け企業への委託費について、
建設業法に基づき適正な価格を設定するよう求める。
建設労働者の標準的な賃金である「公共工事設計労務単価」も、引き上げる方向で見直す。
地方自治体や民間工事の発注者に対しても、
労務費の上昇を踏まえた金額で発注するよう要請する方針だ。
公共工事の予定価格算出における建設業の職人の基準賃金となる
「公共工事設計労務単価」を、2013年度に東日本大震災の
被災3県(岩手、宮城、福島)の全職種平均で前年度比21.0%増の
1万6503円に、全国平均で同15.1%増の1万5175円にそれぞれ引き上げると発表した。
全職種平均の労務単価の公表を始めた1997年度以降、2桁台の大幅引き上げは初めて。
公共工事をめぐっては被災地を中心に労務費の高騰などのコスト上昇から、
施工者が決まらない「入札不調」が相次いでいる。
国交省は実態に合わせて労務単価を上げることで、
公共工事の円滑な実施を図るとともに、若年層の就労を促すことで人手不足解消につなげたい考えだ。
※記事全文そのまま
私はこの記事を読んだときに複雑な思いがしました
賃上げ要請は弊社にとっても、マイスターたちにとってもプラスになって良いことですが、
経済が上向かないことには長続きしないのではないか!?という疑問^^;^^;
一時的な賃上げなら、かえってリスクが高い気がします
被災地の復興のピークは2013~2014がピークと言われています
堤防・道路が整備されて一段落すると、逆に人手不足が解消されたリバウンドが起こり
職人があふれ、今度は仕事不足になる可能性があるからです
景気が回復して建替え需要・耐震補強工事が増えていけば何の問題もないのですが・・・
長いスパンで考えて、賃上げ・人手不足解消問題に取り組んでもらいたいと思います
景気回復のためにも2020東京オリンピック開催は是非実現してもらわねば!!!
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