食道に炎症があり誤嚥性肺炎になった母
高熱が続き
面会も出来なくなったが
今日熱が下がり面会出来た
生活指導員さんと一緒に母の個室に行くと
看護師さんが点滴をしていた
ぼくたちを見ると母は
嬉しそうな顔をしてベッドから起き上がるそぶりを見せた
何か声も発している
わかったみたいですね
と生活指導員さんも言ってくれたが
久々で嬉しそうだった
この日は
目を見開いてしっかりしていた
そして言葉を出してくれた
その言葉は
誰もわからない
この言葉を何回か口にした
人が来て嬉しい感情は出るが
誰だかわからなくなった自分を悲しんでいるのか
正確な意味はわからない
ぼくの名前を一度も呼ばない所を見ると
いつも来る人だけど誰だかはわからないのかもしれない
それはしょうがないことなのだ
記憶をみんな忘れていくものだそうだ
母が穏やかで生きていてくれればそれだけでいい
桜がようやく咲き始めました
施設の桜は枝を切ってしまい
今年施設の桜は咲いても寂しい
明日は朝
アクションカメラで桜の中を歩く動画を撮って来たいと思ってる
どんな作品が出来るか楽しみ
どうやって撮影してるか想像して見て欲しいな