力道の映画ブログ&小説・シナリオ

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映画ブログです。特に70年代の映画をテーマで特集しています。また自作の小説、シナリオもアップしています。

劇場最新作品の感想も書いています。

山田大樹監督・脚本。和泉聖治脚本。佐々木原保志撮影。若草恵音楽。87年、東映配給。

スカパー東映チャンネルにて鑑賞。スカパー無料期間に録画しておいた織田裕二、清水美沙映画デビュー作。江口洋介初出演作だ。

原作は当時少年キングに連載された吉田聡の人気暴走族コミックの映画化。これが後に[東京ラブストーリー]の江口、織田の共演に繋がるのだから、縁を感じさせる。

紫色のリーゼントの江口は役をそのまま芸名にした。手芸部の部長なのだが、実は喧嘩は無茶苦茶強い。恋人の津山よし子(清水美沙)に止められている。親衛隊長の丸山角児(織田裕二)も恋人の三好民子(杉浦幸)が喧嘩を嫌ってるという設定。ライバルになる横浜御伽のリーダー城崎(竹内力)と江口に惹かれる妹の奈美(加藤麻里)。そして湘爆の助っ人にくる
権田(翔)が演じ、[東京リベンジャーズ]のような暴走、喧嘩、恋愛の物語を展開していく。

ラストの目隠しをしてギリギリのところまでバイクで疾走するバトルは結構、見せる。湘爆のOBの女性桃山マコ(杉本彩)など、みんなまだ若いけどエネルギュシュで結構、楽しめた。清水美沙はこれがデビューなのでヒロインは杉浦幸の方がメインだったのだが、可愛い。

ツッパリ三連打として[スケバン刑事][ビーバップハイスクール]のトリだったが興行的に失敗して、シリーズ化はされなかった。それでも、本作出演者が後にみな売れていったために伝説的な映画になっている。