「バイバイ、ため息」
愚痴ってもしかたない
いつも愚痴を言う友人がいたら、なんと声をかけますか。「世の中には完全なものなんてないのだから、辛いことばかり考えるのはやめたら」などとアドバイスするのではないでしょうか。それが自分自身だとしたら? 自分にも、友人にするのと同じように優しくしてあげたらいかがでしょう。雨降りのときには、舌打ちするのではなく、「草木が潤っている」と喜ぶ。言ったところでしかたのない愚痴は言わない。悩んでいるのが天気のことでなく人間関係ならもっと簡単です。あなたのほほ笑みで天気が変わることはありませんが、人は応えてくれるでしょう。
「また雨か、なんということだ、ちくしょう!」と言ったところで何の役にも立つまい。
(63.雨の中で)