chapter 4
行動しよう
「何かしよう」
することがある幸せ
忙しい毎日から解放され、ゆっくり過ごしたい・・・・・・。忙しいと、誰しもそんなふうに思うのではないでしょうか。でも、もし時間が十分あったなら、いまより幸せな毎日が送れるのでしょうか。
アランは、具体的なすべきことが何もないと、人はやがて不安に陥るだろうと指摘しています。考えるばかりでは物事は前進せず、精神も健全な状態とは言えません。
たとえば編み物や刺繍など、ちょっとした趣味や用事があるのが理想です。息抜きになるような仕事が、毎日を張りのあるものにしてくれるでしょう。
われわれに欠けているのは、その職業から息抜きさせてくれるような小さい仕事である。
(38.退屈)