幸せになる決意
幸福はもっとも美しい光景だとアランは言います。まるが笑っているのを見ると、こちらも温かい気持ちになります。無邪気な動物や子どもたちは、嫌なことがあってもすぐに忘れ、いつでも楽しいことを探しています。一方、大人は小難しい顔をして、幸せになどなれっこないと思っています。
幸せになる決意をしてはどうでしょう。世の中には不幸なことや絶望的なことがたくさんあります。それでもなお、力いっぱい生きて、幸せを誓うのです。願わくば、あなたの生きかたがあなたの大切な人たちに伝染し、みんなが幸せになりますように!
幸福になることはまた、他人に対する義務でもあるのだ。
(92.幸福にならねばならない)
アランについて
1868年、フランスのノルマンディー地方に生まれる。本名はエミール・シャルティエ。リセと呼ばれるフランスの高等中学校で哲学を教えるかたわら、新聞連載として数多くの「プロポ」(コラムのような読み切りの文章)を執筆。幸福についての93編のプロポを収めた『幸福論』は、バートランド・ラッセル、カール・ヒルティの著作と並んで「世界三大幸福論」の一つと称される。1951年、83歳で没する。
まるについて
2007年10月20日生まれ。標準的な柴犬よりも少し大きい18キロ。自宅近くのペットショップで小野夫妻と出会い、クリスマスイブの日に小野家の一員となる。2011年3月11日の震災後、「可愛い犬の写真でみんなを元気づけたい」と小野氏がまるの写真を公開したところ、インスタグラムのフォロワーが250万人を超え、犬部門世界1位に輝いた。海外にもファンが多い。好物はりんご、趣味は穴掘り、特技は遠吠え。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!!
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