持っているからこそ人に与えられる
自分の幸せを追求することはエゴイストと非難されることでしょうか。アランはそうではないと否定します。自分にうんざりしている人が他人を楽しませることができないように、自分が幸せだからこそ、人に分け与えることができるのです。
その幸せの源とは何でしょう。偶然宝クジに当たったような、自分の力と無関係な幸せは長続きせず、失えば終わります。一方、商才に長けた人は全財産を失っても「また稼ぎ直せるさ」と笑っていられるはずです。それは自身に染み込んだ幸せになる力があるからです。躊躇(ちゅうちょ)せず幸せを求めにいきましょう。
人に幸福をあたえるためには自分自身のうちに幸福をもっていなければならない。