よいことずくめの生き方
人を楽しませましょう。それはけっして、相手にこびへつらって、おべっかを言うことではありません。アランの考える「楽しませること」とは、嘘を言わず、卑屈にもならないで、機会がくるたびに人を楽しませることです。かっとなって尊大な態度をとることの何倍も気持ちがいいものですし、あとになって後悔することもないでしょう。そうは言ってもあいつにはこんな悪いところがあって・・・・・・そう思っても、他人の言動の動機ははっきりわかるものではありません。推測で悪く言うより、よいほうにとってエンターテイナーに徹する。それで、何一つ損なことはないのですから。
「本当の生き方」の中に、ぼくは「楽しませるべし」という規則を入れたい。
(84.楽しませること)