「怒ってばっかはやめよう」
怒りをコントロールする
誰しも会話中に油断すると、かっとなる気持ちを抑えきれずにとんでもないことまで口走り、後悔したりするものです。だからといって、落ち込む必要はないとアランは言います。
絵画の修行を積んでいない人が手や腕をうまくコントロールしてデッサンすることができないように、怒りを収めるにもトレーニングが必要です。すべての筋肉はつながっているので、どこかに重みがかかったら、そこから全身に影響が出てきます。怒りや絶望が生まれたら、それが全身に回る前に手を打ちましょう。肩の力を抜いて、希望をもってほほ笑むのです。
怒りと絶望はまず第一に克服しなければならない敵である。それには信じなければならない。
(69.結び目をほどくこと)