「同情はいらない」
必要なのは悲しむことじゃない
不幸に見舞われている友人に、どのように接したらいいのでしょうか。悲しそうな目つきでいたわりの言葉をかけ、「あなたのこんな様子を見て、私は悲しい」と表明することは、友人の助けになるでしょうか。きっとならないでしょう。
そんなときすべきなのは、憐れみすぎないで、明るい表情を見せること。友人は、自分のせいで人が悲しい気持ちになっていないか心配しているはずです。けっしてそんなことはないよ、と安心させて、カラ元気ではない希望を分け与えましょう。悲しみは高貴なものでもなければ、有益なものでもないのです。
希望をひろめるべきであって、不安ではない。